今年の締めはフランケル

昨日の日曜日にサンタ・アニタ競馬場で行われたロバート・J・フランケル・ステークス Robert J. Frankel S (芝GⅢ、3歳上牝、9ハロン)が、今年最後のアメリカ競馬G戦でした。このレポートが当ブログの今年最後の更新記事にもなります。

やや湿り勝ちの芝コース、good の馬場に2頭が取り消しての12頭立て。前走11月末にメイトリアーク・ステークス(芝GⅠ)を60対1の大穴で制したストーミー・ルーシー Stormy Lucy が出走してきましたが、これは4対1で2番人気。5対2の1番人気に支持されたのは、アローワンス戦1勝のみながら未だ5戦、今春のサンタ・イザベル・ステークス(GⅢ)で3着し、ゴールデン・ゲート競馬場のカリフォルニア・オークス(一般ステークス)でも2着の実績があるグローリー Glory でした。
スタートが最も良かったのはジョイント5番人気(10対1)のジェンダー・アジェンダ Gender Agenda でしたが、グローリーがハナを主張してクラブハウス・ターンで先頭に立つと、ジェンダー・アジェンダは控えて2番手。直線も良く粘ったグローリーでしたが、外から馬体を接してきたジェンダー・アジェンダが最後は競り勝ち、首差での優勝です。前半は後方3番手に控えていたストーミー・ルーシーが今回も後方一気の差し足で襲い掛かり、グローリーをハナ差捉えての2着に入りました。
カーラ・ゲインズ厩舎、ラファエル・ベハラノ騎乗のジェンダー・アジェンダは、これがステークスもG戦も初勝利となる4歳馬。3歳時は一般ステークスで2度2着していましたが、今期は11月1日にゴールディコヴァ・ステークス(GⅡ)で3着に入り、前走メイトリアーク・ステークスではストーミー・ルーシーの5着でした。シーズン最後のG戦を制し、通算成績は18戦5勝2着3回3着も3回となっています。

 

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