デル・マーに移ったゴールディコヴァ

ブリーダーズ・カップ明けの日曜日、カリフォルニアのデル・マー競馬場でゴールディコヴァ・ステークス Golikova S (芝GⅡ、3歳上牝、8ハロン)が行われました。このレース、去年はサンタ・アニタ競馬場で行われましたが、今年は夏開催が有名なデル・マーに移しての施行です。
そもそもデル・マーで秋競馬が行われるようになったはハリウッド競馬場が閉鎖されたことに伴うものですが、去年のデル・マー11月開催は中旬から下旬でした。今年この時期にG戦が行われたのは、予定されている2017年度のBC開催を見据えたものでしょうか。

いずれにしてもゴールディコヴァ・ステークス、今年は firm の馬場に6頭が出走し、夏のデル・マーでジョン・C・メイビー・ステークス(芝GⅡ)を僅差で勝ったイレクトラム Elektrum がイーヴンの1番人気。
レースはジョイント4番人気(6対1)ユージール Uzziel の逃げで始まり、イレクトラムは2番手追走。しかし今回はユージールの逃げが壺に嵌ったか、後続が一団となって猛追するも差は縮まらず、結局は熾烈な2着争いに2馬身4分の1差で鮮やかな逃げ切り勝ち。残る5頭は横一戦でゴールし、写真判定の結果、最後方から追い込んだ3番人気(5対1)のクイーン・オブ・ザ・サンド Queen of The Sand が2着、ハナ差で3番手を進んだ2番人気(3対1)のジェンダー・アジェンダ Gender Agenda 3着、更に頭差でイレクトラムは4着に終わりました。2着のクイーン・オブ・ザ・サンドはジョン・メイビーの2着馬です。
キース・デサーモ厩舎、ケント・デサーモ騎乗のユージールは、これがG戦初勝利となる4歳馬。3歳時にサンタ・アニタ(サンタ・パウラ・ステークス、6.5ハロン)とローレル(ビヴァリー・J・ルイス・ステークス、6.5ハロン)で、今年もデル・マー(CERFステークス、6ハロン)で一般ステークスに勝っており、ステークスは4勝目。G戦では前走LA・ウーマン・ステークス(GⅢ)で2着した他、2月にはサンタ・マリア・ステークス(GⅡ)で2着、8月にもランチョ・ベルナルド・ステークス(GⅢ)で3着の実績があり、これで通算成績は20戦6勝2着4回3着3回となります。

 

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