神戸対アミーゴは?
昨日、2月7日の日曜日、サンタ・アニタ競馬場では伝統の短距離戦、パロス・ヴァーデス・ステークス Palos Verdes S (GⅡ、4歳上、6ハロン)が行われました。
馬場は fast 、1頭が取り消して5頭立て。共に連敗中ながらも既にG戦に勝っている2頭の一騎打ちムードで、昨年の冬競馬でトボガン、トム・フールと二つのGⅡを制したものの目下6連敗中のサリュートス・アミーゴス Salutos Amigos と、去年4月にコモンウェルス・ステークス(GⅢ)に勝って以来5連敗中のコービーズ・バック Kobe’s Back が人気上位。前者が7対5の本命、後者は5対2の2番人気で続きます。
スタートで何時もの様にコービーズ・バックが出遅れ、一時は前のグループから10馬身以上も離される展開でファンを冷や冷やさせます。逃げたのは3番人気(4対1)のロケット・ヒート Rocket Heat でしたが、離れず4番手を追走したサリュートス・アミーゴスが順当に抜け出した所、第4コーナーでも未だ最後方にいたコービーズ・バックが大外から末脚を爆発させると、最後は本命を半馬身差捉えてライヴァル対決を制しました。1馬身半差で2番手を追走した最低人気(と言っても6対1)のコーシャス・ジャイアント Catious Giant が3着。
ピーター・ユールトン厩舎、ゲーリー・スティーヴンス騎乗のコービーズ・バックは、今回初めてブリンカーを使用。もちろん出遅れ癖の矯正のためでしょうが、スタートに関しては効果が無かったようです。それでもレース中の集中力が高まったのは確かで、見事5連敗に終止符を打ちました。今年5歳の同馬、3月26日にドバイで行われるゴールド・シャヒーンに招待されていますが、実際に遠征するかは未定。陣営では今後検討して行くとのことでした。コービーズ・バックの馬名の由来は2013年11月11日に紹介したように、神戸→コービー・ブライアント、という連想ゲーム。興味ある方はアーカイヴから検索してください。
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