2016クレイヴァン開催2日目

4月13日の英国は、ニューマーケット競馬場のクレイヴァン開催二日目。G戦はアール・オブ・セフトン・ステークス Earl of Sefton S (GⅢ、4歳上、1マイル1ハロン)一鞍だけです。
馬場状態は初日と同じ good to soft 。2頭が取り消して9頭立てとなり、昨シーズンをチャンピオン・ステークス5着で締め括った7歳せん馬エア・パイロット Air Pilot が15対8の1番人気に支持されていました。

そのエア・パイロット、スタートから先頭に立って積極的なレース運びでしたが、坂の登りに差し掛かると2番手を追走していた2番人気(10対3)のマーソーブ Mahsoob が並び掛け、最後は1馬身4分の1差でマーソーブが本命馬を捉えて優勝。更に1馬身半差で3番手を進んでいたジョイント4番人気(8対1)のタリアス Tullius が3着。前に行った馬同士での決着となりました。
勝ったマーソーブはシェイク・ハムダン・アル・マクトゥーム氏の所有馬で、その主戦騎手であるポール・ハナガン騎乗。管理するのは、初日にネル・グィン・ステークスをナスラ Nathra で制したジョン・ゴスデン師で、この二日間で4勝と開幕から絶好調です。なおハナガン騎手は最後の叩き合いで規定以上にムチを使用、4月27日と28日の二日間の騎乗停止処分を喰らっています。

今年5歳になったマーソーブ(馬名の読み方がハッキリしませんが、「マスーブ」と読むのかも)、3歳の11月にケンプトンでデビューしてから4連勝。ニューバリーの一般戦、ヨークのハンデ戦、ロイヤル・アスコットのリステッド戦と徐々にクラスを上げ、去年のニューマーケット・ジュライ開催でプリンセス・オブ・ウェールズ・ステークス(GⅡ)で1番人気に推されながらも6着に敗れて初黒星。続くヨークのストレンソール・ステークス(GⅢ)も5着と連敗して4歳シーズンを終えていました。
シーズン初戦を勝利で飾ったマーソーブ、来月のロッキンジ・ステークス(GⅠ)が真の意味で試金石となりそう。ブックメーカーのオッズは33対1から一気に20対1に上昇しています。

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください