ビホールダーの復帰戦

ケンタッキー・ダービーが終わった翌日も、アメリカではG戦が一鞍行われています。興奮冷めやらない中、サンタ・アニタ競馬場で行われたのがアドレーション・ステークス Adoration S (GⅢ、3歳上牝、8.5ハロン)。去年は6月13日に、一昨年は5月に施行されており、最近はスケジュールが安定しません。
今年は fast の馬場に6頭立て。名牝ビホールダー Beholder がシーズン初戦を迎えるとあって1対9の圧倒的な1番人気。陣営は去年9月26日以来の実戦とあってピリピリしていたようですが、ファンは彼女の姿に大声援を送ります。

先ずは3番人気(21対1!)のモヨ・ハネー Moyo Honey の逃げ。しかし直ぐにバテて後退すると、2番手に付けていた2番人気(7対1)のシーア・プレジャー Sheer Pleasure が替って先頭。これを待っていたようにビホールダーが馬なりのまま2番手に上がると、懸命に追うシーア・プレジャーを横目に見ながらアッサリと先頭に立ったビホールダー、そのあとも負うことなく後続を引き離し、シーア・プレジャーに2馬身半差を付けて快勝。着差以上の大楽勝でした。2馬身4分の1差で4番手を進んでいた4番人気(24対1)のオール・スター・パブ All Star Bub が3着。
リチャード・マンデラ厩舎、ゲーリー・スティーヴンス騎乗のビホールダーは、GⅠ戦9勝の6歳馬。去年もアドレーションに勝ってからGⅠ戦勝利を三つ加えましたが、BCクラシックを突然休場。今回はそれ以来の実戦となり、今年こそBCクラシックで牡馬との対決が見所になるでしょう。もし順当なら昨日ダービーに勝ったナイクィスト Nyquist との対戦が見られる、かもヨ。

 

 

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