2016年仏ギニーの枠順
今週の日曜日に行われる仏1000ギニーと仏2000ギニーの枠順が発表されました。例年はロンシャン競馬場で行われますが、今年はドーヴィル競馬場が舞台。小回りのロンシャンのとは違ってドーヴィルの1600メートルは直線。枠順の不利はロンシャン程ではないでしょう。
イギリスやアイルランドとは違って牝馬は仏2000ギニーには出走できません。そもそもフランスのギニーが創設された1840年はプール・ド・プロデュイ Poule de Produits と呼ばれ、牡牝の混合レースでした。
それが1883年に牡馬版と牝馬版に分割されて今日に至っているので、二つのギニーは同じ日に行われているのですね。レースの歴史を知って観戦するのも一興でしょう。
2016仏1000ギニーの枠順
仏1000ギニーの枠順
01 ラ・クレソニエール La Cressonniere
02 スペクトル Spectre
03 ケンリーヤ Kenriya
04 エイム・トゥー・プリーズ Aim To Please
05 ポジティヴ・ヴァイブレーション Positive Vibration
06 べシャーラー Besharah
07 ケマー Qemah
08 フーダ Huda
09 サスパレルラ Sasparella
10 カム・アライヴ Come Alive
11 アリス・スプリングス Alice Springs
12 シリタ Syrita
13 アントノー Antonoe
14 ナスラ Nathra
仏2000ギニーの枠順
01 ザラク Zarak
02 ゼルザル Zelzal
03 バーチウッド Birchwood
04 ディクトン Dicton
05 ジミー・トゥー・タイムス Jimmy Two Times
06 ムーン・トラブル Moon Trouble
07 アラインメント Alignment
08 クレージー・ホース Crazy Horse
09 アタンデュ Attendu
10 ターリーフ Taareef
11 ザ・グルカ The Gurkha
12 ジョージ・パットン George Patton
13 ファースト・セレクション First Selection
両レースとも比較的出走頭数は少ないと思いますが、どちらも抜けた存在はいないようで、混戦必至でしょう。
仏1000ギニーは、ラ・グロット賞(GⅢ)勝馬でマルセル・ブーサック賞3着のケマー、ラウザー・ステークス(GⅡ)勝馬でチーヴリー・パーク・ステークス3着、フレッド・ダーリング・ステークス3着のべシャーラー、アンプルーダンス賞(GⅢ)のスペクトルが三つ巴でしょうか。
オブライエン厩舎で1000ギニー3着、BCジュヴェナイル・フィリーズ・ターフ2着のアリス・スプリングスも差は僅かでしょう。
ネル・グィン・ステークス(GⅢ)勝馬で、1000ギニー5着、フィリーズ・マイル2着のナスラ、オマール賞(GⅢ)勝馬でラ・グロット賞3着のアントノーも要注意か。
一方仏2000ギニーは更に難解で、サパラティヴ・ステークス(GⅡ)勝馬でBCジュヴェナイル・ターフ3着、ナショナル・ステークス3着のバーチウッドの成績が上位でしょうか。
ラ・ロシェット賞(GⅢ)勝馬でジェベル賞2着のアタンデュ、ジェベル賞3着のムーン・トラブル、2戦2勝で底を見せていないザラク、フォンテンブロー賞(GⅢ)に勝ったディクトンも争覇圏内。
あとはソラリオ・ステークス(GⅢ)勝馬で2000ギニー7着から巻き返しを図るファースト・セレクション、ホーリス・ヒル・ステークス(GⅢ)に勝って2戦2勝のクレージー・ホースも不気味。
レース結果のレポートは月曜日の朝になります。
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