ムンロ騎手の復活
たまには競馬関係のニュースもやりましょう。今朝の英国電子競馬新聞から2題。
イギリスの平場「芝」シーズンは復活祭が終わるまではお休みですが、近年は平場競走(Flat Racing)が全く行われないわけではなく、全天候型のコースでの開催はあります。日本では「ダート・コース」に相当しますが、それとは少し違うようです。イギリスでは All Weather Course と表記されていますね。
スポーツ面で特記されるようなレースは無いので、あまり話題にはなりません。唯一Gに格付けされているウインター・ダービーくらいなものでしょう。
実は昨日のオール・ウェザー・コース、リングフィールド競馬場でアラン・ムンロ騎手が復活したんですね。日本でも何年か騎乗していたので記憶している方もおられるでしょうが、ジェネラス Generous でエプサム・ダービーも制した「ダービー・ジョッキー」です。
ところがムンロくん、健康上の問題、ということで1年半も競馬から遠ざかっていたんですねぇ。近々に復帰という噂は聞いていましたが、昨日のリングフィールドに登場、騎乗は1レースだけでしたが、見事に勝って復活の狼煙を上げたようです。General Blucher (ジェネラル・ブルーチャー?)という馬、一般の未勝利戦です。
彼、先週はフランスでも騎乗したそうですし、これからは再びムンロ(Alan Munro)という活字にお目にかかるようになるでしょう。
ジェネラル・ブルーチャーは休養前もコンビを組んでいたピーター・チャップルハイアム Peter Chapple-Hyam 師の調教馬。このコンビも復活するのでしょうか。
肝心の本人は、将来については慎重な姿勢(philosophical)。オール・ウェザー・コースでの様子を見ながら、来る芝シーズンでの予定を決めていくようですね。
もう一つは、そのエプサム・ダービーの話題。
最近では様々なイヴェントにスポンサーが付くことが常識になっています。それだけお金がかかるということ。ダービーも例外ではなく、ヴォーダフォン Vodafone が13年間もスポンサーを務めてきました。ところがこの契約は去年、2007年で終了。競馬場では後継者を探していたようですが上手く行かず、今年はスポンサーなしになるのでは、という報道もありました。
ところがそのヴォーダフォン、2008年もスポンサーになることで合意したようです。ただし one final year とのことですから、1年限りですね。
まぁ、今年は何とかしのげそう。日本の大企業の幹部諸君、次のダービー・スポンサーに名乗りを挙げてみてはどうかな。日本以外のほとんどの国でナマ中継される世界最大の競馬イヴェント、いい宣伝になりますがな。
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