2016ダービーの枠順

オークスの翌日、6月4日にエプサム・ダウンズで行われるダービーの枠順も既に発表されています。オークスが9頭立てなのに対し、こちらは16頭立て。一層の混戦を反映しているのでしょう。

01 ムーンライト・マジック Moonlight Magic
02 ハンフリー・ボガート Humphrey Bogart
03 ユリシーズ Ulysses
04 アルゴメーター Algometer
05 ショーグン Shogun
06 アクロス・ザ・スターズ Across The Stars
07 バイオダイナミック Biodynamic
08 アイダホ Idaho
09 ハーザンド Harzand
10 ポート・ダグラス Port Douglas
11 マサート Massaat
12 ドーヴィル Deauville
13 ウイングズ・オブ・デザイア Wings of Desire
14 クロース・オブ・スターズ Cloth Of Stars
15 ユーエス・アーミー・レンジャー US Army Ranger
16 レッド・ヴァードン Red Verdon

その混戦、先ず中心になる馬を探すのにも悩む状態。失礼ながら16弱という印象です。それでも何かが勝つのは間違いないので、ここまでの成績から判断すると、
去年に倣ってダンテ・ステークス(Ⅱ)に勝ったウイングズ・オブ・デザイアが1番人気になるでしょうか。ゴスデン/デットーリというコンビも同じ。ところでこの馬は追加登録料7万5千ポンドを支払って参戦してきました。
追加登録料を支払ったのは全部で4頭、そのステークス料だけで30万ポンドになります。これは全て賞金に加算されますから、今年のダービーは英国史上最高額賞金のレースになるのだそうです。このメンバーなら、例えばディーマジェスティ―が参戦すれは楽勝でしょう。追加登録料はたったの1200万円程度ですから、そろそろ日本馬の英ダービー挑戦があって良いのかも。

続いては、やはり5頭出しで臨むオブライエン厩舎のエース、ユーエス・アーミー・レンジャーでしょう。チェスター・ヴァーズ(GⅢ)に勝って2戦2勝、もちろんムーアが騎乗しますが、未だ3戦目と若さが残るので、圧勝か惨敗か。
そして今年の注目は、フランスからアンドレ・ファーブル厩舎がラ・フォース賞(GⅢ)とグレフュール賞(GⅡ)を制したクロース・オブ・スターズを遠征させてきたことでしょう。この馬も追加登録で、ファーブル師は2011年のプール・モア Pour Moi 再現に挑みます。
この3頭が人気の上では上位3頭になりそうで、夫々イギリス、アイルランド、フランスを代表。久し振りに国別対抗戦の様相になっているのも興味が沸く所でしょう。

他も差はほとんど無く、勝てば確か6勝目になる筈のスタウト厩舎が送るユリシーズ(ニューバリーで未勝利勝ちしたばかり)、オブライエン厩舎の副将格でダンテ・ステークス2着のドーヴィルにも逆転の可能性はありそう。オブライエン厩舎も勝てば6勝目だと思います。
あとはリングフィールド・ダービー・トライアル(リステッド)に勝って追加登録を決めたハンフリー・ボガート、デリンスタウン・スタッド・ダービー・トライアル(GⅢ)に勝ってボルジャー厩舎が参戦に踏み切ったムーンライト・マジック、バリーサックス・ステークス(GⅢ)に勝って臨むウェルド厩舎のハーザンド、2000ギニー2着のマサート辺りか。

いずれにしても馬場が重くなるのは間違いなさそうで、距離と馬場を克服した馬が第237代のダービー馬になります。どれが勝ってもプロフィールを書かなければなりません。

 

 

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