ダービー3着馬、GⅢ戦を制す

2日前にアイルランドで行われた牝馬の2400メートルGⅢ戦を紹介しましたが、昨日の木曜日にもアイルランドで今度は牡馬による2400メートルのGⅢ戦が行われました。

それが、レパーズタウン競馬場で行われたバリーローン・ステークス Ballyroan S (GⅢ、3歳上、1マイル4ハロン)。good の馬場に6頭が出走し、去年のセントレジャー2着(一旦審議で勝馬と決定されたものの、その後の裁判で覆る)馬ボンダイ・ビーチ Bondi Beach が5対4の1番人気。今期は前走ヴィンテージ・クロップ・ステークス(GⅢ)を含め2戦2勝、ペナルティー6ポンドを課せられていましたが、能力的には上との評価です。
レースは4番人気(7対1)のラストラス・ライト Lustrous Light が逃げ、ボンダイ・ビーチは5番手から。しかし結果は、4番手を進んだ2番人気のステラー・マス Stellar Mass が抜け、3番手に付けた4番人気(7対1)アルメーラ Almela に半馬身差を付けて優勝。ボンダイ・ビーチも馬群を割りながら良く伸びましたが、更に1馬身半差の3着まででした。勝馬との負担重量差が1ストーンあったことを考えれば、本命馬に惨敗という表現は不適切でしょう。

勝ったステラー・マスは、3頭出走していた3歳馬の1頭で、ジム・ボルジャー厩舎、ケヴィン・マニング騎乗。2走前に愛ダービーで3着して注目された1頭で、先月の前走ダウン・ロイヤルのリステッド戦(1マイル6ハロン)をシッカリ勝っての2連勝です。ヨークのグレート・ヴォルティジュール・ステークスにも登録がありますが、ボルジャー師はニエル賞に向かう可能性が強いとのこと。ニエル賞にマカヒキが参戦するのかは知りませんが、凱旋門賞に向けた重要なステップであることは間違いありません。
ところでバリーローン・ステークス、今年が26回目となりますが、ここ5年はガリレオ Galileo 産駒が5連勝中でした。今年も2頭、本命のボンダイ・ビーチと逃げたラストラス・ライトが出走していましたが、夫々3着、5着と敗れ、6連覇成らず。今年の勝馬はシー・ザ・スターズ Sea the Stars 産駒でした。

 

 

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