プロムスのドレスデン・シュターツカペレ第二夜

7日にプロムス・デビューを果たしたクリスチャン・ティーレマン、直ぐに続いて翌日には2回目の登場です。どれもドレスデンと縁の深い音楽を並べたプログラム。

9月8日 ≪Prom 72≫
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
     ~休憩~
レーガー/モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ
R.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 Staatskapelle Dresden
 指揮/クリスチャン・ティーレマン Christian Thielemann
 ヴァイオリン/ニコライ・ズナイダー Nikolaj Znaider

前半でベートーヴェンを弾いたズナイターは、デンマークのヴァイオリニスト。既に何度か訪日もしていますが、余り人気にはなっていないようですね。来年4月には再度N響にも登場する予定で、その時ジックリ聴いてみるのも良いでしょう。
現在は指揮者としても活躍していて、客演指揮者を務めるマリインスキー劇場のホームページに詳しい経歴が載っていました。それによるとオペラも振っているようですが、自身のホーページは無いみたい。

https://www.mariinsky.ru/en/company/orchestra/violin/znaider/

私は今回初めて聴きましたが、音を余り引っ張らずサラッと行くスタイルと聴きました。カデンツァは定番のクライスラーのもの。
アンコールはバッハ。無伴奏ソナタ第3番のラルゴでしたが、この日も司会を担当したトム・サーヴィスは「A minor」のソナタと言ってましたが、実際は「C major」でしょ。ラルゴ楽章だってフラット一つの短調ですから「D minor」。苦手のサーヴィスに一本取った、なんて得意になってもしょうがないけれど・・・。

後半はレーガーからスタート。レーガーは今年が没後100年のアニヴァーサリーに当たりますが、プロムスでレーガーが演奏されるのはこの回だけでしょうか。室内楽の方は余り良く見ていませんが、少なくとも管弦楽作品ではこれだけだと思います。
ロンドンでも余り演奏されないようで、第8変奏の後、フーガの前に拍手が入りました。例によって楽章間拍手の積りだったもしれませんが、ヒョッとしてここで終わったと勘違いしたのかも。

最後のティルはかなり芝居がかった演奏で、私はティーレマンという指揮者は今一良く分かりません。このティルなら、正直なところ、私は先日読響を振ったヴァイグレの方を高く評価したいと思います。
盛大にワーグナーのローエングリン第3幕への前奏曲がアンコールされました。

 

 

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