2016ニューマーケット9月開催初日 

9月22日の木曜日からニューマーケット競馬場の9月開催が始まりました。最終日の土曜日に行われる伝統のハンデ戦ケンブリッジシャー・ハンデが行われることから、ケンブリッジシャー開催と呼ばれるのが普通です。
3日間で行われるG戦6鞍中、5レースが2歳戦ということで、来年のクラシック候補を見つける日々でもありましょう。ここ数年でアスコットのチャンピオン開催との組み換えが試されてきましたが、今年は去年と同じプログラム。漸くこれで安定したようですネ。

初日のG戦は一鞍のみ。トトソルズ・サマーヴィル・ステークス Tattersalls Somerville S (GⅢ、2歳牡せん、7ハロン)は good to firm の馬場に8頭が出走してきました。ニューバリー競馬場で新馬戦とリステッド戦を2連勝してきたエスコバール Escobar が6対5の1番人気。
先ず7番人気(16対1)のロウ・アンド・オーダー Law And Order が逃げましたが、2番手に付けた2番人気(9対2)のホワイトクリフスオブドーヴァー Whitecliffsofdover が途中から交わして先頭。これを先行していた3番人気(8対1)のラーチモント・ラッド Larchmont Lad が残り1ハロンで捉え、ホワイトクリフスオブドーヴァーに4分の3馬身差を付けて優勝。後方から追い込んだ5番人気(9対1)のサー・ダンスアロット Sir Dancealot が短頭差で3着に入り、人気のエスコバールは馬群の外に付けながらも伸びを欠き、7着敗退に終わりました。

勝ったラーチモント・ラッドはリチャード・ハノン厩舎、シーン・レヴィー騎乗。7月にサンダウンの7ハロンでデビュー勝し、ドンカスターのセントレジャー開催で行われた7ハロンのリステッド戦では3着でした。これで3戦2勝、来年の2000ギニーに40対1のオッズが提示されています。
通常このレースに勝った馬はデューハースト・ステークスかレーシング・ポスト・トロフィーでGⅠ戦に挑むものですが、ハノン師は両レースに登録はあるものの回避し、来年のクレイヴァン・ステークスかグリーナム・ステークスを使ってクラシックに向かう公算が大きいとのことでした。父ハノン(ファースト・ネームは同じリチャード)はこのレースを3勝しましたが、息子はこれが初勝利です。

 

 

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