愛1000ギニー馬の復活劇

凱旋門賞が行われたのと同じ10月2日、アイルランドのティッペラリー競馬場でコンコルド・ステークス Concorde S (GⅢ、3歳上、7ハロン100ヤード)が行われています。この時期になると平場と障害が同時に行われるミックス開催。馬場も soft to heavy と底無しの不良馬場でした。

それでも10頭が参戦。中でも同じような不良馬場でマインディング Minding を破って愛1000ギニーを制したジェット・セッティング Jet Setting が7対4の1番人気。GⅠ馬ということで古馬とほぼ同じの負担重量を背負わされていましたが、ここはいくら何でも格が違うでしょう。
5番人気(7対1)で本命馬より負担重量が軽い4歳馬のクレッグス・パイプス Creggs Pipes が逃げましたが、2ハロン地点から逃げに参加したジェット・セッティング、残り1ハロンでは後続に5馬身差を付ける断トツの強さ。結局7番手から追い込んだ7番人気(14対1)で4歳のジョアイリエール Joailliere に6馬身半差を付ける圧勝でした。更に1馬身4分の1差で8番手から伸びた3番人気(6対1)のスルーサン Sruthan が3着に入りましたが、こちらは6歳馬です。

エイドリアン・キートレー師が管理し、シェーン・フォリーが騎乗したジェット・セッティングは、6月に130万ポンドでチャイナ・ホース・クラブが購入したというのが気になる所。愛1000ギニーのあとはコロネーション・ステークス6着、マトロン・ステークスも6着と、固い馬場ではスピードに不足するのは明らかでした。
もし2週後のアスコットが底無しの不良馬場になるなら、クィーン・エリザベスⅡ世ステークスに使うこともあるとか。来年、オーナーのグループは繁殖牝馬に上げたい意向のようですが、それまでは現役で走った方が経済的にも有利ではないかと、キートレー師は提案する予定なのだそうです。

以上何とか10月2日のアイルランドまで到達しましたが、これが今日の限界。凱旋門賞は明日の仕事に伸ばしますので悪しからず。

 

 

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