カッセ厩舎に2歳馬続々

昨日の10月12日、秋競馬集中開催のキーンランド競馬場でBCジュヴェナイル・フィリーズ・ターフへの出走権を掛けたジャスミン・ステークス Jessamine S (芝GⅢ、2歳牝、8.5ハロン)が行われました。二日前に行われたバーボン・ステークス(芝GⅢ)の牝馬版です。

firm の馬場に2頭が取り消して12頭立て。9月5日のサラトガで3戦目に初勝利(芝、8.5ハロンの未勝利戦)を挙げたばかりのラ・コロネル La Coronel が9対5の1番人気。1勝馬でも人気になったのは、もちろん内容が良かった(2着に4馬身)からでもありますが、先週末から2歳戦を次々に勝っているマーク・カッセ厩舎の馬という要因もあったのでしょう。
レースは最低人気(84対1)のディヴァイン・ヒューモア Divine Humore が逃げましたが、第3コーナー手前で急激に失速、替わって2番手を追走していた3番人気(5対1)のラル Lull がハナに立って直線に入ります。ここで外から進出してきたのが4番手を追走していた本命ラ・コロネル、直線中ほどでラルを捉えると、そのまま4馬身4分の1差を付けて堂々期待に応えました。1馬身4分の3差で3番手を進んだ逃げ馬と同じ最低人気のラム・ゴー Rum Go が3着。
これで4戦2勝、G戦初制覇となったラ・コロネルは、カッセ師にとっては土曜日ブリーダーズ・フューチュリティー(GⅠ)のクラシック・エンパイア Classic Empire 、日曜日バーボン・ステークスのキープ・クワイエット Keep Quiet と続く期待の2歳馬。2歳戦総なめ状態は騎乗するフロラン・ジェルーも同じで、秋のキーンランド最大の話題はカッセ/ジェルーの2歳馬たちかもしれません。カッセ師は先週、カナダでも2歳のGⅢ戦を総浚いする勢いで、BCでも驚異の存在になることは間違いなさそうです。

 

 

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