土曜日なのにG戦はたった一鞍
ブリーダーズ・カップを2週間後に控えたアメリカ競馬、土曜日はG戦が目白押しになりますが、昨日はキーンランド競馬場で一鞍だけという静かな一日となっています。
実はベルモント競馬場ではステークスが8鞍も行われる賑わいだったのですが、全てニューヨーク産馬限定のステークス。ニューヨーカーだけのローカルな祭典でした。
ということで連日のG戦開催となるキーンランドは、レイヴン・ラン・ステークス Raven Run S (GⅡ、3歳牝、7ハロン)。fast の馬場に12頭が出走し、ここ2戦の夏競馬でGⅠ戦で連続入着してきたライトストリーム Lightstream が2対1の1番人気。
2番人気(7対2)で無敗のルーシー・エヌ・エセル Lucy N Ethel が逃げ切り策を図って先頭に立ちましたが、第4コーナーで一杯。替わって3番手を追走していた9番人気(34対1)のカナイアー Coniah が直線で先頭に立ちゴールを目指しましたが、終始8番手に控えていたライトストリームが外から脚を伸ばし、6番手から連れて追い込む1番人気(40対1)マリブー・ステイシー Malibu Stacy に1馬身4分の1差を付けて見事人気に応えました。半馬身差でカナイアーが3着。
ブライアン・リンチ厩舎、ジュリアン・ルパルー騎乗のライトストリームは、3月にガルフストリームでデビュー勝ちし、続いてキーンランドのボーモント・ステークス(GⅢ)、ベルモントの一般ステークス(ソアリング・ソフトリー・ステークス)と3連勝。夏は7月にマザー・グース・ステークス(GⅠ)で3着、サラトガのテスト・ステークス(GⅠ)でも2着し、今回が6戦目での4勝。G戦も2勝目となりました。年内にもう一戦するか、このまま休養に入って来シーズンを目指すか、いずれにしてもまだ底を見せていない3歳牝馬の1頭であることは間違いありません。
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