東西の芝G戦

ブリーダーズ・カップを終えた日曜日も、ニューヨークとカリフォルニアではG戦が一鞍づつ行われました。どちらも芝コースのG戦で、これが終わると大統領選びのレースが始まります。勝者はどちらか?

ということでニューヨークから行きましょう。アケダクト競馬場のロング・アイランド・ハンデキャップ Long Island H (芝GⅢ、3歳上牝、12ハロン)は牝馬の長距離戦。firm の馬場に9頭が出走してきました。プレッチャー厩舎の4歳馬で、前走フラワー・ボウル・ステークス(芝GⅠ)で5着したイッツオンリーアクティングダッド Itsonlyactingdad という長ったらしい名前の馬が6対5の1番人気。
3番人気(6対1)2頭の一角イーリング Earring がハナに立って逃げますが、長距離とあってスローの流れ。人気馬は3~4番手に付けたまま淡々と進みます。レースが動いたのは第3コーナーの手前、イーリングが矯めた末脚を活かして粘る中、内ラチ沿いギリギリを衝いて伸びたのが、後方3番手で待機していた7番人気(13対1)の伏兵エヴィデントリー Evidently 、大混戦のゴールをハナ差で制していました。逃げたイーリングは2着に粘り、5番手を進んだ3番人気のもう1頭デジレー・クラリー Desiree Clary が3着。イッツオンリーアクティングダッドは4番手追走も伸びず、5着に終わっています。
ロイ・レーマン厩舎、アントニオ・ガラード騎乗のエヴィデントリーは、これがG戦初勝利となる5歳馬。去年4月にタンパ・ベイで一般ステークス(ディスタッフ・ターフ・ステークス)に勝って以来11連敗中でしたが、その中には去年のロング・アイランド7着も含まれています。3歳の2月にタンパ・ベイで初勝利を挙げたのを加えても3勝目。前走はベルモントの芝アローワンス戦(10ハロン)3着からの巻き返しでした。

BCを終えたサンタ・アニタ競馬場で行われたのも芝G戦ですが、こちらは1マイルのゴールディコヴァ・ステークス Goldikova S (芝GⅡ、3歳上牝、8ハロン)。firm の馬場に7頭立て。BCには届かなかった馬、間に合わなかった馬たちが揃いましたが、東海岸から遠征してきたジンダーヤ Zindaya が成績上位ということでイーヴンの1番人気。
6番人気(17対1)のヒルハウス・ハイ Hillhouse High が逃げ、5番人気(10対1)のティズ・ア・キス Tiz a Kiss が追走。ジンダーヤは2頭を前に3番手を進む展開となりましたが、逃げたヒルハウス・ハイが直線でも内ラチ沿いに粘り、止む無く外に持ち出したジンダーヤ、外のティズ・ア・キスとの間を割るように抜け出すと、外のティズ・ア・キスに半馬身差を付けて人気に応えての快勝。ハナ差で粘ったヒルハウス・ハイが3着に入り、前に行った馬同士での決着となりました。
今年のBCはジュヴェナイル・フィリーズ・ターフ(ニュー・マネー・ハネー New Money Honey)1勝のみに留まったチャド・ブラウン厩舎、ハヴィエル・カステラノ騎乗のジンダーヤは、これがG戦初勝利となる5歳馬。前走ベルモントのノーブル・ダムゼル・ステークス(芝GⅢ)で2着、3走前には同じベルモントで一般ステークス(インターコンチネンタル・ステークス)で2連覇を達成していました。オーナーはニュー・ハネー・マネーと同じで、陣営にとっては素晴らしい週末です。G戦に勝ったことで、繁殖牝馬としての価値も上がることでしょう。

 

 

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