2017ダービーの枠順

オークスに続いて土曜日に行われるダービーの枠順が発表されましたが、流石にダービー、オークスの2倍近い19頭が最終登録に残りました。

01 デュバイ・サンダー Dubai Thunder
02 ジ・アンヴィル The Anvil
03 パーミアン Permian
04 エミネント Eminent
05 ピーラー Pealer
06 カリーディ Khalidi
07 クラックスマン Cracksman
08 ベスト・ソリューション Best Solution
09 ヴェニス・ビーチ Venice Beach
10 カプリ Capri
11 サルーエン Salouen
12 クラウンド・イーグル Crowned Eagle
13 クリフス・オブ・モハー Cliffs Of Moher
14 ウイングズ・オブ・イーグルス Wings Of Eagles
15 リキンドリング Rekindling
16 ベンバトル Benbatle
17 ディオーレ・リア Diore Lia
18 グレンカダム・グローリー Glencadam Glory
19 ダグラス・マッカーサー Douglas Macarthur

オークス以上に中心馬不在の2017ダービー、どれが勝ってもおかしくないと評しては言い過ぎですが、意外な馬が飛び込んでくる可能性もあると思います。
それでも人気の中心はゴスデン厩舎とオブライエン厩舎でしょう。特にゴスデン師がデットーリ騎乗で臨む2戦無敗のクラックスマンが1番人気に推されそうな勢いです。2戦2勝と言っても前走のダービー・トライアルは名前とは違って条件戦。実績よりも父がフランケル Frankel ということで期待されている感が無きにしも非ず。リスクの高い本命馬かも。
ゴスデン厩舎からは全部で5頭、師の執念も感じられますが、2連勝中のクラウンド・イーグル、リングフィールド・ダービー・トライアル2着のグレンカダム・グローリー、4勝馬カリーディ、1勝馬のピーラーがクインテットを組みます。

一方のオブライエン厩舎は、ムーアが騎乗するディー・ステークス(リステッド)勝馬のクリフス・オブ・モハーが主将でしょう。この馬とクラックスマンのどちらが1番人気になるか、当日まで揺れ動きそう。
チーム・オブライエンは6頭出し。デリンスタウン・ダービー・トライアル(GⅢ)に勝ったダグラス・マッカーサーと3着だったカプリ、チェスター・ヴァーズ(GⅢ)勝馬のヴェニス・ビーチと2着ウイングズ・オブ・イーグルス Wings Of Eagles、それに3着のジ・アンヴィルとがセックステットを構成。

この2厩舎以外では2000ギニー6着のエミネントが人気を集めそうで、恐らく3番人気はこのクレイヴァン・ステークス勝馬でしょう。
ゴドルフィンも3頭で臨み、リングフィールド・ダービー・トライアル(リステッド)に勝ったベスト・ソリューション、ダンテ・ステークス2着のベンバトル、1戦1勝のデュバイ・サンダーも夫々に魅力がありそう。

人気のクラックスマンとエプサムで頭差の勝負をしたパーミアンも、その後ダンテ・ステークス(GⅡ)を制していて決して侮れません。人気では4番手か。
ここ数日話題になっていたのが只1頭牝馬で挑戦する2戦未勝利のディオーレ・リアという馬で、オーナーは未だ1勝しかしておらず、エプサムも騎乗したことが無いという某女性騎手を乗せると主張。もちろん競馬法上は問題はありませんが、英国競馬会は「余りにも未経験な騎手」ということでヤンワリ拒否する構えを見せました。
これに反発した陣営はこの女性騎手でなければ出走させないとコメントしていましたが、結局はこの騎手が不注意騎乗で4日間の停止処分を受けたこともあり、別のジョッキーで参戦することになりました。未勝利牝馬の挑戦ということもあり、オッズは1000対1という前代未聞のオッズになっていましたが、果たして当日はどうなるのでしょう。

それにしても何故ダービーに拘るのでしょうか。英国ではある程度の能力があっても距離不安、コース不安、血統が相応しいか、などの理由で我武者羅にダービーという伝統・歴史はありませんでした。

 

 

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