真夜中のオークス

アメリカ時間の7月6日、アイオワ州プレーリー・メドウズ競馬場でアイオワ・オークス Iowa Oaks (GⅢ、3歳牝、8.5ハロン)が行われましたが、結果が入ってきたのは日本時間で翌日の昼過ぎ、当ブログのレポートは更に遅れています。
そもそもアメリカの標準時は5つの地区に分けられている上に、夏場はサマータイムが導入されていて日本との時差は良く判りません。加えてアイオワ・オークスは現地時間の夜10時10分前スタートですから、先ほど入って来た映像を見ても、それこそ真夜中のオークスという印象です。カメラの前を蛾が横切ったりしていますから、現地で観戦する人はどんな服装で出掛けるのでしょうか。
アイオワ州は5つあるアメリカの標準時区分では中部地区に属し、どうやら日本との時差は14時間のようですね。夜の10時と言うことは日本では翌日の昼12時。明日は同じ時間にアイオワ・ダービーがありますが、その時間当欄は外出中。レポートは日本時間の夜になりますので承知しておいてください。

前置きが長くなりましたが、今年のアイオワ・オークスは fast の馬場に2頭が取り消して8頭立て。ケンタッキー・オークスに出走した馬が2頭出ていて、その1頭で9着だったエヴァー・ソー・クレヴァー Ever So Clever が8対5の1番人気。ケンタッキー・オークスの前にファンタジー・ステークス(GⅢ)に勝っている馬です。
レースは大外10番枠からハナを主張した5番人気(11対1)のスウィング・アンド・スウェイ Swing and Sway が逃げ、人気のエヴァー・ソー・クレヴァーは最後方から。逃げ馬を2番手でマークしていた4番人気(6対1)のシャネルズ・レガシー Chanel’s Legacy が前を捉えて先頭で直線に入りましたが、好スタートから一旦下げて逃げ馬を3番手で追走した2番人気(9対5)のシェーンズ・ガールフレンド Shane’s Girlfriend がこれを外から捉えると、4番手から伸びる7番人気(50対1)の伏兵ベイビーブルースビーダンシング Babybluesbdancing に2馬身4分の1差を付けて優勝。後方から徐々に順位を上げてきた3番人気(5対1)のジョーダンズ・ヘニー Jordan’s Henny (ケンタッキー・オークス12着)が1馬身半差で3着に入り、エヴァー・ソー・クレヴァーは前半離され過ぎたこともあって6着敗退に終わりました。
ダグ・オネイル厩舎、カイル・フレイ騎乗のシェーンズ・ガールフレンドは、2歳時デルタ・ダウンズのプリンセス・ステークス(GⅢ)を含めて2戦2勝だった馬で、3歳の今期はサンタ・イネズ・ステークス(GⅡ)で3着、レーチェル・アレクサンドラ・ステークス(GⅡ)も5着に終わり、一連のクラシック戦線は欠場していました。出走馬中G戦勝馬は本命馬と同馬の2頭だけ。今回は勝馬より9ポンドも軽い負担重量だったこと、2月25日以来と休養も充分だったことから逆転劇に繋がったと言えそうです。

 

 

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