武、惜敗!

惜敗と言っても大健闘でした。金曜日の日記にコメントする積りでしたが、別に日記を立てましょう。 土曜日にアスコット競馬場で行われたシャーガー・カップ。
結果を先に書くと、優勝したのはヨーロッパ・チーム。ポイントで争われるのですが、ヨーロッパ94、その他57、イギリス54、アイルランド44。
個人優勝はヨーロッパ・チームのリーダー、ジェラール・モッセ Gerard Mosse 、現在は香港をベースに活躍している騎手ですが、出身はフランス。1968年1月3日生まれですから今年40歳ですね。
1990年にはソーマレズ Saumarez で凱旋門賞を制覇していますし、1993年から2001年まではアガ・カーンの馬に騎乗するため一旦香港から帰国してフランスで騎乗していました。
この期間に仏オークス3連覇(1997~1999)なんて偉業も達成している人です。
モッセは第3レース(スプリント)と最終第6レース(マイル)に優勝、第2レースと第4レースでも2着して個人優勝を果たし、ヨーロッパ・チームを総合優勝に導いています。個人に与えられるシルバー・サドル・トロフィーはもちろん彼のもの。
さて我等が武豊はどうだったかというと、見事2勝し3着1回。全体の成績は未だ見ていませんが、恐らく2位。銀メダルでしょう。2着以下の成績が明暗を分けていますね。
武は幸先良く第1レース(ダッシュ)をストライク・アップ・ザ・バンド Strike Up The Band で逃げ切り勝ち。デットーリ騎手からスピードのある馬、という情報を貰っていたようです。
更に第2レース(ディスタッフ・フィリーズ)では最後方から一気の追い込みという対照的な騎乗でこれも1着。この時点ではダントツのトップに立ったわけです。
その後は第3レースが7着、第4レースは9着、第5レースは騎乗せず、最終第6レースが3着という結果でした。
正に最終レースで逆転された形ですね。しかし競馬は馬あってのスポーツ、騎手の腕だけで結果が出るものではありません。
ここは素直に武豊の快挙を称えましょう。
その他、第4レース(ステイヤーズ)はイギリスのターナー騎手、第5レース(チャレンジ)はイタリアのデムーロ騎手が優勝しました。
ということで、各テレビ局さん、北京よりもアスコットからナマ中継した方が良かったんじゃないですかねぇ~。従って映像はありませんが、せめてフォト・アルバムででも雰囲気を味わってください。武の素晴らしい笑顔が見れますよ。↓
http://gallery.sportinglife.com/Gallery_Detail/0,17732,13262_3955439,00.html
そうそう、武豊は今日の日曜日にはドーヴィルに取って返し、第1レースと第2レースの2鞍に騎乗します。こちらも楽しみ。残念ながらGⅠのモーリス・ド・ギースト賞には騎乗しませんが・・・。

 

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