順当だったジャック・ル・マロワ
テレビのチャンネルをどうひねっても、結局ドーヴィルからの中継はありませんでしたね。で、仕方無しに英国競馬電子新聞の記事。
日曜日のジャック・ル・マロワ賞、16日の事前予測日記に書いた通り、極めて順当な結果に終わりました。
1番人気に支持された(11対8)タマヤズ Tamayuz の圧勝です。どうやらペースメーカーのラシンガーをピッタリとマークして進み、勝負所で先頭に立つと後は他馬を問題にせず、最後はボニラ騎手が馬を抑えるほどの余裕だったようです。北京の男子100メートル決勝みたいなもんかな。
2着は我等が武豊が騎乗するナタゴラ Natagora 。3番手からそのまま流れ込んだみたい。このメンバー相手に、これは大健闘でしょう。見事な銀メダル。
勝ったタマヤズとは2馬身半の差でした。
3着は更に3馬身遅れてメジャー・カドー Major Cadeaux 、サセックス3着は伊達じゃないし、これでサセックス・ステークスの評価も更に高くなるでしょう。
4着はイスパハン賞に勝っているサージュブール Sageburg ですから、実績のある馬同士で決まっています。
そもそもジャック・ル・マロワ賞は、パターン・システムが導入されたときからGⅠだったレースで、ドーヴィルでは最も権威の高いものです。1600メートル(約1マイル)が直線というのも、結果に紛れが少ない理由ですね。
過去にも多くの名マイラーが顔を連ねていますし、今年の覇者タマヤズもこれで6戦5勝。仏2000ギニーの大外不利による凡走以外は全部勝っているわけですから。前走ジャン・プラ賞制覇はフロックじゃない、と。
ヘッド師によれば、“全て計画通りだった”ということで、次走はアスコットのクィーン・エリザベスⅡ世ステークスの由。
ま、今年のレースに一つ難癖をつければ、例年の常連であるゴドルフィン軍団も、アイルランドのオブライエン厩舎からも出走がなかったことでしょうか。
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