チェスター2日目

チェスター競馬場のメイ・ミーティング、2日目の結果は簡単に。
この日のパターン・レースは2レースです。最初のハックスレー・ステークス Huxley Stakes (GⅢ、4歳上、1マイル2ハロン75ヤード)は比較的最近に創設されたレースですね。1999年が第1回。
このレース、2005年から2007年までの3年間、同じ馬が3連覇して早くも歴史が刻まれています。その馬がマラーヘル Maraahel 。そのマラーヘル、何と今年も4連覇を目指して出走してきました。結果は惜しくも首差の2着。偉業は成りませんでした。
勝ったのはチャンピオンシップ・ポイント Championship Point 。逃げ切り勝ちでした。調教師はミック・シャノンさん。師は1000ギニーのナフード、昨日のチェスター・カップでのサム・タラと不運続きでしたが、今日のチャンピオンシップ・ポイントで溜飲を下げたことでしょう。
もう一つのパターン・レースがチェスター・ヴェイズ(GⅢ、3歳、1マイル4ハロン66ヤード)。これはダービー・トライアルとして重要な位置を占めています。1907年に創設された伝統あるレースで、いささか古くなりますが、パパイラス、ハイぺリオン、ウィンザー・ラッドなどがチェスター・ヴェーズを制してダービー馬の栄冠を手に入れています。
今年の勝馬はドクター・フレマントル Doctor Fremantle 、1番人気に応えました。調教師はマイケル・スタウト、騎手はライアン・ムーアというお馴染みのコンビですが、馬主はカーリド・アブダッラー殿下。ということは、これもダービー候補であるトゥワイス・オーヴァーと同じオーナーです。
ドクター・フレマントルはエプサムには向かわず、アイルランド・ダービーを狙う意向であることが発表されています。血統を見ても、サドラーズ・ウェルズにレインボウ・クエスト牝馬という正にダービー向き血統。これから期待の1頭に成長してくることに期待しましょう。

 

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