宗教改革記念日のヨハネ受難曲

8月20日はマルティン・ルターの宗教改革記念日と言うことで、プロムスでも1日中記念の演奏会が続きました。
オルガンの演奏会、BBCシンガーズが歌う受難物語等々、私はそのメインでもあるヨハネ受難曲のコンサートを聴いたのですが・・・。

私はキリスト教徒でもないし、敬虔な宗教心も持ち合わせていないので「Reformation Day」に関する知識はゼロですが、今年はその500年祭なのだそうで、興味のある方はこちらをご覧ください。

Lutheran Reformation 2017

8月20日 ≪Prom 49≫
バッハ/ヨハネ受難曲
 デュネディン・コンソート Dunedin Consort
 指揮とハープシコード/ジョン・バット John Butt
 福音史家/ニコラス・マルロイ Nicholas Mulroy
 イエス/マシュー・ブルック Matthew Brook
 ソプラノ/ソフィー・ビーヴァン Sophie Bevan
 カウンター・テナー/ティム・ミード Tim Mead
 テノール/アンドリュー・トーティス Andrew Tortise
 バス/コンスタンチン・ヴォルフ Konstantin Wolff

ということで、コンサートだけの話に限れば、この会はバッハのスペシャリストたちのプロムス・デビューだそうです。

普通にバッハのオラトリオだけを鑑賞すれば2時間以内で終わると思いますが、プロムスはそうは行きません。演奏が始まる前、第1部が終了した後、第2部が開始される前、全曲が終わった後など、要所でオルガンのソロ、無伴奏合唱曲が歌われ、会場全体がこれに唱和するというコンサートというよりは宗教的な儀式の趣。
シャインやバッハのコラール・プレリュードや、曲名は判りませんが賛美歌らしきもの、あるいはルターには欠かせない「神は我がやぐら」もあったのかも知れません。聴いている内に意識が飛んでしまいました。通して聴かれる方、3時間近く掛かりますから覚悟してください。

こういう体験は初めてで、バッハの熱烈な愛好家、キリスト教の敬虔な信者たち以外にはお勧めできません。もちろん個人的な感想に過ぎませんが。

 

 

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