宗教改革記念日のヨハネ受難曲
8月20日はマルティン・ルターの宗教改革記念日と言うことで、プロムスでも1日中記念の演奏会が続きました。
オルガンの演奏会、BBCシンガーズが歌う受難物語等々、私はそのメインでもあるヨハネ受難曲のコンサートを聴いたのですが・・・。
私はキリスト教徒でもないし、敬虔な宗教心も持ち合わせていないので「Reformation Day」に関する知識はゼロですが、今年はその500年祭なのだそうで、興味のある方はこちらをご覧ください。
https://lutheranreformation.org/
8月20日 ≪Prom 49≫
バッハ/ヨハネ受難曲
デュネディン・コンソート Dunedin Consort
指揮とハープシコード/ジョン・バット John Butt
福音史家/ニコラス・マルロイ Nicholas Mulroy
イエス/マシュー・ブルック Matthew Brook
ソプラノ/ソフィー・ビーヴァン Sophie Bevan
カウンター・テナー/ティム・ミード Tim Mead
テノール/アンドリュー・トーティス Andrew Tortise
バス/コンスタンチン・ヴォルフ Konstantin Wolff
ということで、コンサートだけの話に限れば、この会はバッハのスペシャリストたちのプロムス・デビューだそうです。
普通にバッハのオラトリオだけを鑑賞すれば2時間以内で終わると思いますが、プロムスはそうは行きません。演奏が始まる前、第1部が終了した後、第2部が開始される前、全曲が終わった後など、要所でオルガンのソロ、無伴奏合唱曲が歌われ、会場全体がこれに唱和するというコンサートというよりは宗教的な儀式の趣。
シャインやバッハのコラール・プレリュードや、曲名は判りませんが賛美歌らしきもの、あるいはルターには欠かせない「神は我がやぐら」もあったのかも知れません。聴いている内に意識が飛んでしまいました。通して聴かれる方、3時間近く掛かりますから覚悟してください。
こういう体験は初めてで、バッハの熱烈な愛好家、キリスト教の敬虔な信者たち以外にはお勧めできません。もちろん個人的な感想に過ぎませんが。
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