ウォー・ディクリーの復活

あらかたのG戦が終了しているアイルランド、今週も残り少なくなったマイナーなG戦が行われており、昨日9月29日にはダンダルク競馬場でオールウェザー・コースのG戦が行われました。

ダイアモンド・ステークス Diamond S (オールウェザー・コースGⅢ、3歳上、1マイル2ハロン150ヤード)は standard の馬場に11頭立て。前走ヨークシャー・オークス(GⅠ)6着のアビンドン Abingdon が態々英国から遠征とあって7対4の1番人気。
そのアビンドンが逃げ切りを図って先頭で直線に向きましたが、4番手を追走していた2番人気(7対2)のウォー・ディクリー War Decree がこれを捉え、5番手から追い込む4番人気(8対1)の英国馬アブソリュート・ブラスト Absolute Blast に2馬身4分の1差を付ける快勝でした。人気のアビンドンが1馬身差の3着に粘り、英国勢は2・3着です。

勝ったウォー・ディクリーは、ご存知のようにエイダン・オブライエン厩舎のラシック世代で、去年はグッドウッドでヴィンテージ・ステークス(GⅡ)を制した馬。今期はクレイヴァン・ステークス(GⅢ)6着で始動し、遠征した仏ダービーは5着。そのあと長期休養に入り、これが休み明けでの復活です。
今週末はニューマーケットとシャンティーでオブライエン軍団も大忙し。昨日のダンダルクはドナック・オブライエンが騎乗していました。タペタ・コースにも適性を示したウォー・ディクリー、これによってアメリカ遠征の芽も出てきたようです。

 

 

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