キングジョージの枠順

7月24日の土曜日、アスコット競馬場でキング・ジョージ6世クィーン・エリザベス・ステークス(GⅠ、3歳上、1マイル4ハロン)が行われます。シーズン前半の総決算。

01 コンフロント Confront
02 ダー・レ・ミ Dar Re Mi
03 ワークフォース Workforce
04 ダルヤカナ Daryakana
05 ユームゼイン Youmzain
06 ハービンジャー Harbinger
07 ケープ・ブランコ Cape Blanco

僅か7頭ですが、実に中身の濃い一戦となりそうですね。

3歳勢は2頭ですが、エプサム・ダービーのワークフォースと愛ダービーのケープ・ブランコ。この2頭の対決だけでもアスコット競馬場のスタンドは満員になること必至でしょう。

両馬はダンテ・ステークスで一度対戦しましたが、その時はケープ・ブランコの勝ち。ケープ・ブランコはエプサムを回避して仏ダービーに挑戦しました。しかしこのときは馬が何かに動転して競馬にならず。

ケープ・ブランコ、ワークフォース共に敗戦は一度だけで、今回の古馬との対決が真の意味での試金石と言えましょうか。

古馬ではスタウト厩舎に注目。去年のキングジョージはスタウト師の1-2-3という快挙が見られましたが、今年はワークフォースに加えてハービンジャー、コンフロントで上位独占を狙う構え。そう上手く行くでしょうか?
主戦ライアン・ムーアは当然ワークフォースに乗りますが、ハービンジャーにはオリヴィエ・ペリエを配したのが興味津々です。

なお、ジュライ・カップの斜行で騎乗停止中のムルタに替り、ケープ・ブランコには厩舎2番手のオダナグーが騎乗するのも要注意でしょう。

2頭の古馬牝馬の挑戦も魅力。5歳のダー・レ・ミ、フランスからデュプレ厩舎が送り込むダルヤカナも優勝が目標です。

負担重量は古馬が9ストーン7ポンド。対する3歳馬は8ストーン9ポンドです。もちろん牝馬は3ポンドのアローワンスが付きます。

タイムフォームが長年の記録を基に算定したウエイト換算。7月後半の1マイル4ハロンは、古馬と3歳では12ポンド差が妥当とされています。現実にキングジョージで負担するのも12ポンド差ですから、負担重量の有利不利は無いガチンコ対決が見どころ。

単純に馬の実績だけで予想すれば、1着ワークフォース、2着ハービンジャーとなるのですが・・・。

これにGⅠレース2着の常連ユームゼインを加えた7頭。スタートは現地時間の午後4時25分です。

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