日曜日もアスコット

昨日の日曜日、イギリスでは珍しくパターン・レースが行われています。少し前までの英国では、日曜日は休息日ということで競馬は一切行われませんでした。
しかしそれでは他のスポーツとの集客競争に敗れて衰退してしまう、という危機からだと思いますが、日曜日にも競馬が行われるようになっています。
しかしそこは伝統、日曜日の競馬ではそれほど大きなレースは行われていません。故に、昨日のアスコットで二つのパターン競走が行われたのは珍しい部類に属するでしょう。
その第一。
カンバーランド・ロッジ・ステークス(GⅢ、3歳上、1マイル4ハロン)。わずか5頭立てながら、2006年のセントレジャー馬シックスティーズ・アイコン Sixties Icon が出走、11対10の圧倒的人気に支持されました。
他馬とは3ポンドのペナルティーがありましたが、問題にならなかったようです。
デットーリ騎乗のシックスティーズ・アイコン、スタートで思わぬ6馬身もの出遅れ、馬券を買った人をヒヤッとさせましたが、ここでは格違いは明らか。2着シュガー・レイ Sugar Ray に2馬身4分の1差を付けて楽勝です。3着は更に1馬身4分の1でアジハール Ajhar 。
シックスティーズ・アイコンはこれで今シーズン6戦4勝。この後はブリーダーズカップに向かい、香港かシンガポールで最終レースを戦った後引退が予定されています。
スタートの出遅れについてデットーリくん、“今までこんなことは無かったんだけどね、馬も歳を取って利巧になったんでしょ”と平然たるもの。
ダイアデム・ステークス(GⅡ、3歳上、6ハロン)は短距離戦。なんと15頭が顔を揃えました。GⅡとしては標準レヴェルでしょうか。
ところがなかなかペースが上がらず、後方一気のジダン Zidane が中途で先頭に立つほど。この馬もいわゆる「引っ掛かった」口で、本来の走りではありませんでした。
最後は6頭が横一線。着差も首・首・首・頭・頭と際どいもの。このメンバーで10回戦えば、10回とも勝馬が異なるだろう、という評も出ていました。
で、勝ったのは12対1のキングズ・アポッスル。2着は本命(11対2)ディアボリカル Diabolical 、3着はサー・ジェリー Sir Gerry という結果でした。
キングズ・アポッスルは何とこれがパターン競走初挑戦。これまでは主にハンデ戦で戦っていた馬です。今シーズンもワーキングハム・ハンデ3着、スチュワード・カップ2着と、今一つ運に恵まれませんでした。
ハッガス調教師夫人によれば、今回は遮眼帯を着用したのが効果的だった由。
日曜日にはアイルランドのカラー競馬場でも、2歳馬のパターン・レースが行われています。
その一つ、べレスフォード・ステークスに勝ったオックス厩舎のシー・ザ・スターズ Sea The Stars が注目される存在でしょうか。
父ケープ・クロス Cape Cross 、母アーバン・シー Urban Sea と言えば名馬ガリレオの半弟に当たります。そもそも母は凱旋門賞に勝った女傑ですから、注目されて当然の血統でしょう。
ただレース自体の評価は割れたようで、来年のダービーでのオッズは、ブックメーカーによってマチマチです。
ということで、いよいよ今週末は凱旋門賞。今朝のテレビ、一般向けニュースでも、“日曜日にはパリで凱旋門賞が行われます”という報道がありました。やはり日本からの挑戦があるとないとではマスコミの態度も一変。今年はナマ中継あるのかな?

 

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