ブリーダーズ・カップ前、最後のG戦

10月29日の日曜日、アメリカでは予定通りサンタ・アニタ競馬場でG戦一鞍が行われました。BCシリーズを翌週に控えた最後のG戦です。

firm の馬場で行われたオータム・ミス・ステークス Autumn Miss S (芝GⅢ、3歳牝、8ハロン)は1頭が取り消して13頭立て。G戦ではニア・ミスが続いているラル Lull が2対1の1番人気。
大外枠から飛び出した最低人気(92対1)オールモスト・カーラ Almost Carla の逃げを2番手でマークしたラル、第4コーナーの手前で逃げ馬を外から捉えると、7番手から追い込む6番人気(11対1)のチョコレート・コーティッド Chocolate Coated に3馬身4分の1差を付ける完勝で堂々人気に応えました。6番手を進んだ5番人気(8対1)のストーム・ザ・ヒル Storm the Hill が頭差の3着。
クリストフ・クレメント厩舎、フラヴィアン・プラット騎乗のラルは、去年7月ベルモントのデビューから2連勝。ジャスミン・ステークス(芝GⅢ)2着を経てBCジュヴェナイル・ターフでも4着に入った芝馬でしたが、ここまでG戦勝ちには恵まれず、7月のサン・クレメンテ・ハンデ(芝GⅡ)は2着、前走10月のフランクリン・カウンティー・ステークス(芝GⅢ)も3着に終わっていました。前々走ケンタッキー・ダウンズ・レディーズ・スプリント・ステークスを含め、ステークスは3勝目となります。

ということで、愈々今週の金曜日と土曜日の二日間、ブリーダーズ・カップ・シリーズが行われます。二日間で各ジャンルに合計13鞍のGⅠ戦が並び、もちろんヨーロッパからもシーズン最多GⅠ勝利数の新記録を樹立したオブライエン厩舎を筆頭に名馬が勢揃い。日本からの参戦はあるのでしょうか。今週も忙しい週末となりそうです。

 

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください