第2回ベルリン・フィル ライブ・ストリーミング配信
以前にも紹介した記憶がありますが、ライブ音源をハイレゾ配信しているプライム・シートという番組で、新たにベルリン・フィルの定期演奏会を現地からライブ同時中継しています。
この番組に付いては9月の第1回放送の際にNHKの朝のニュースでも取り上げていましたからご存知の方も多いでしょう。その第1回はヤノフスキ指揮でプフィッツナーの「パレストリーナ」前奏曲集とブルックナーの第4交響曲でしたが、ライブ放送が終わって直ぐにオン・デマンドでライブ聴き逃し配信が行われました。とても現地時間に合わせて起きているのはキツイので、小生はこれで楽しんだ次第。聴き方は簡単、こちらからダウンロードすれば無料で楽しめます。
ところで、その第2回が先の日曜日に放送されました。現地時間12月3日(日)20時開演、ベルリン・フィルハーモニーホールで行われた定期で、ベルナルド・ハイティンク指揮によるマーラーの交響曲第9番。
その聴き逃し配信が今日(12月6日)、午前11時から12月12日まで配信中。無料、好きな時に何時でも聴けます。私もたった今聴き終わった所です。
ハイレゾ配信だけあって、NHKFMやBS放送とは音質が段違い。解説など一切ありませんが、「解説が無いぞ」とクレームなどは入れないように。ハイティンクが登場して拍手があり、指揮者が指揮台に乗る音もハッキリ収録されています。
演奏は真にゆったりしたもので、特に前半の2楽章は肩の力が完全に抜けている印象。第2楽章第2部の入りで奏される第1ヴァイオリンの32分音符など、こんなに一つ一つ丁寧に弾くのは初めて聴きました。
後半は遅めながら推進力もあり、終楽章のクライマックスの臨場感は流石でした。最後の1ページなど咳を堪える客席の様子が痛々しいほど。曲が終わってベルリンの聴衆は随分早く拍手を始めてしまいますね。日本では有り得ません。演奏は1時間34分ほど。
第3回は来年2月、ラトル指揮、バレンボイムのピアノという夢の共演が聴ける予定です。お楽しみに。
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