フロリダの冬競馬スタート

12月も後半、アメリカ競馬では冬も暖かいフロリダで冬競馬のシーズンが始まりました。州南部のガルフストリーム・パーク競馬場は12月2日に開催がオープンし、昨日の16日がG戦初日。開催は来年の4月1日まで続きます。
土曜日のG戦は5鞍。去年はガルフストリーム・パーク・ウェスト競馬場で行われ2鞍も、同競馬場が閉鎖されたためこちらに回ってきました。

最初はランパート・ステークス Rampart S (GⅢ、3歳上牝、8ハロン)。fast の馬場に7頭が出走し、ここまでガルフストリームでG戦3勝、前走BCフィリー・アンド・メア・スプリントは13着だったカーリンズ・アプルーヴァル Curlin’s Approval がイーヴンの1番人気。
人気のカーリンズ・アプルーヴァルが逃げましたが、2番手でマークしていた長期休養明けの2番人気(2対1)のルイス・ベイ Lewis Bay が第3コーナーで外から本命馬を捉えると、最後は本命馬に1馬身4分の1差を付ける鮮やかな差し切り勝ちでした。4番手を進んだ3番人気(5対1)のノンナ・メラ Nonna Mela が3馬身4分の1差で3着。
チャド・ブラウン厩舎、イラッド・オルティス騎乗のルイス・ベイは、2歳時のドモワゼル・ステークス(GⅡ)、去年4月のガゼル・ステークス(GⅡ)と10月のターン・バック・ジ・アラーム・ステークス(GⅢ)に続くG戦4勝目。ケンタッキー・オークスは3着だった実力馬ですが、去年11月のカムリー・ステークス(GⅢ)2着のあと、様々な事由により1年1か月もの間レースから遠ざかっていました。久し振りの実戦ながら気持ち良く走り、本来の走りを取り戻したように見えます。

続いてはシュガー・スワール・ステークス Sugar Swirl S (GⅢ、3歳上牝、6ハロン)。1頭が取り消して8頭立てとなり、去年のこのレースを制したデアレスト Dearest が1対2の断然1番人気。
そのデアレストがスタートから飛ばしましたが、5番手に付けていた5番人気(12対1)の伏兵リッチ・モミー Rich Mommy が外から鋭く追い込み、3番手を進んだ4番人気(9対1)のボデイシャス・ベイブ Bodacious Babe に2馬身差を付けるサプライズ。7番手から追い込んだ7番人気(73対1)のモア・ザンナ・パーティー More Than a Party が1馬身4分の1差の3着に入り、人気のデアレストはバテて4着に終わりました。
ヴィクター・バルボーザ厩舎、ルイス・サエズ騎乗のリッチ・モミーは、これがステークスそのものも初挑戦となる3歳馬。アローワンス戦3連勝でG戦初勝利となりました。

この日3鞍目のG戦は、去年11月26日にはガルフストリーム・パーク・ウエスト競馬場の8.5ハロンで行われたマイ・チャーマー・ステークス My Charmer S (芝GⅢ、3歳上牝、8ハロン)。firm の芝コースに9頭が出走し、既に芝のGⅡ戦を制しているオン・リーヴ On Leave が4対5の1番人気。
3番人気(6対1)のジアンナズ・ドリーム Gianna’s Dream が逃げましたが、4番手で待機したオン・リーヴが期待通り追い込み、ゴール寸前で逃げ馬を外から首差捉えて人気に応えました。最後方から内ラチ沿いに追い込んだ2番人気(3対1)のストーミー・ヴィクトリア Stormy Victoria が同じく首差の3着。
クロード・マゴーヒー厩舎、イラッド・オルティス騎乗のオン・リーヴは、去年9月に同じガルフストリームでサンズ・ポイント・ステークス(芝GⅡ)を制して以来となるG戦2勝目。他にリステッド戦にも2勝しており、前走11月のゴールディコヴァ・ステークス(芝GⅡ)は3着、前々走はリステッドのオール・アロング・ステークスに勝っていました。

そしてハーランズ・ホリデイ・ステークス Harlan’s Holiday S (GⅢ、3歳上、8.5ハロン)。去年からGⅢに格上げされた一戦で、今年は9頭立て、去年のベルモント・ステークス2着馬で、今年もBCシリーズで行われたマラソン・ステークス(GⅡ)にも勝っているデスティン Destin が7対5の1番人気。
逃げたのは7番人気(19対1)のコンケスト・ビッグ・イー Conquest Big E 。これを2番手でマークした3番人気(4対1)のミスター・ジョーダン Mr. Jordan が向正面で逃げ馬を捉えて先頭に立ちましたが、6番手で待機していた2番人気(7対2)のフィアー・ザ・カウボーイ Fear the Cowboy が直線で大外から一気に伸び、ミスター・ジョーダンを2馬身4分の1差抑える逆転劇。3番手を進んだ6番人気(9対1)のリチャード・ザ・グレート Richard the Great が首差で3着に入り、人気のデスティンは4番手のまま4着に終わりました。この馬には距離が短かったかも。
エフレン・ローザ厩舎、ハヴィエル・カステラノ騎乗のフィアー・ザ・カウボーイは、3月のガルフストリームでスキップ・アウェイ・ステークス(GⅢ)に勝っていた5歳牡馬。その他に一般ステークスにも3勝しており、前走ペン・ナショナルのリステッド戦が3着、前々走ルーカス・クラシック(GⅢ)は4着でした。

そして土曜日最後の トロピカル・ターフ・ハンデキャップ Tropical Turf H (芝GⅢ、3歳上、8ハロン)、去年は11月26日にガルフストリーム・パーク・ウエスト競馬場の8.5ハロンで行われていましたが、今年はガルフストリームの8ハロンです。1頭が取り消して8頭立て。10月のベルモントでニッカーボッカー・ステークス(芝GⅡ)に勝ったブラックタイプ Blacktype が1番人気。
先ずは6番人気(9対1)のウエスタン・リザーヴ Western Reserve が逃げましたが、向正面で人気薄の7番人気(11対1)シャキマット Shakhimat が先頭を奪うと、そのまま4番手を進んだ5番人気(9対1)のガルトン Galton に4分の3馬身差を付けて優勝。6番手から伸びた4番人気(5対1)のタワー・オブ・テキサス Tower of Texas が首差の3着に入り、人気のブラックタイプは最後方から猛追しましたが、ペースが遅かったこともあり、更にハナ差の4着に終わりました。
カナダのロジャー・アトフィールド厩舎、エドガー・ザヤス騎乗のシャキマットは、去年4月にキーンランドでトランシルヴァニア・ステークス(芝GⅢ)に勝っていた4歳せん馬。最近7戦は全てカナダのウッドバイン競馬場でのもので、前走一般ステークス(ラビーブ・ステークス)では3着していました。

 

 

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