チェコ・フィルと新監督ビチュコフ

ロイヤル・フィルのワーグナーに続いては、チェコ・フィルがスラヴ音楽で一晩のプログラム、去年首席指揮者に就任したセミョーン・ビチュコフが率います。ビチュコフは8月11日のBBC交響楽団に続いて今年2度目のプロムス登場。

9月10日 ≪Prom 69≫
スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲
スメタナ/歌劇「売られた花嫁」3つの舞曲
チャイコフスキー/歌劇「エフゲニ・オネーギン」手紙の場面
     ~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第8番
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮/セミョーン・ビチュコフ Semyon Bychkov
 ソプラノ/エレナ・スティッキナ Elena Stikhina

チェコ・フィルということで、最初はスメタナのオペラから。中身の濃い序曲に続く舞曲は、オペラに登場する順序通り、第1幕のポルカ、第2幕のフリアント、第3幕の道化師の踊りがアタッカで一気に演奏されました。

続いてはメトロポリタン・オペラやザルツブルク音楽祭でも活躍しているソプラノ、スティッキナが登場し、チャイコフスキーの有名なアリアを。彼女に付いてはIMGアーティストのホームページに掲載されているプロフィールをどうぞ。

https://imgartists.com/roster/elena-stikhina/

手紙の場面は第1幕第2場、オペラのナンバーで言えば第9番にあたります。

後半のショスタコーヴィチは、意外にもヘンリー・ウッドが英国初演した作品だそうで、今年のプロムスのテーマに沿ったものでもありました。
この巨大な交響曲にはチャイコフスキーのマンフレッド交響曲からの引用があり、ビチュコフ/チェコ・フィル日本公演の予習としてもピッタリなコンサートじゃないでしょうか。10月初旬まで聴くことができます。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください