ヒロコ&ノリコの楽しい2台ピアノ(オンライン)

昨日のブログにも書いたように、7月24日午後の部のフェスタサマーミューザはアーカイヴ配信で楽しみました。音質・画質とも最高クラスで、これまで見聴きしたどのプログラムよりライヴの雰囲気が捉えられていたのではないかと思います。誠にコスパの良いコンテンツですな。

午前の部に続いて小川典子プレゼンツということで、マチネーはジャズ・ピアノの名手国府弘子を迎えてのピアノ・デュオ、ジャズとクラシックの交差点という気軽に楽しめるコンサートでした。

国府弘子/サクセス・ムーン・ダンス(国府ソロ)
ショパン/夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)(小川ソロ)
国府弘子/リボーン Reborn
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番~第2楽章(国府弘子編曲)
モーツァルト/「トルコ行進曲」(国府弘子編曲)
ガーシュイン/ラプソディー・イン・ブルー(ヒロコ&ノリコ・ヴァージョン)

最初はヒロコとノリコの自己紹介コーナー、ということで、二人が順にソロを披露。どちらも夫々の思いを託した作品で幕を開けます。

コンサートを通して二人の楽しいトークが挟まれますが、国府と小川は同じ川崎在住というだけでなく、何と川崎市立生田中学校の同窓(学年は違う)だったことがニューヨーク留学中に判明したとのこと。このエピソードはダウンロードできる当日のプログラムでも読むことが出来ます。
そのプログラム、どうやらリハーサルを重ねるうちに演奏曲目と順序が変わって行ったようで、本番は上記の内容でした。当初は本編で演奏される筈だったサティーがアンコールに回り、国府自身の現在を象徴するような作品「リボーン」が本編に「昇格した」というトークは、これで納得がいきます。

スタインウェイを豪華に並べた2台ピアノは小川曰く、ソーシャル・ディスタンスを守れる究極の室内楽だそうで、二人の呼吸の合わせ方など配信ならではの楽しみでもありましょう。中々客席では味わえない映像もあり、新たな音楽の楽しみが加わったという感想です。
大盛り上がりのガーシュインの熱演に応え、アンコールはサティの「風変わりな美女」から大社交界のカンカン。もちろん風変わりな美女とは彼女たちのことですよ、ね。

この日の一日2公演で今年の小川のフェスタは終わりますが、国府は日曜日の夕方に行われるジャズ・フェストにも参加する由。
私はジャズはパスする積りでしたが、隣で聴いていた家内が痛く感銘を受けたようで、早速ジャズの回も視聴券を登録。この回は家内一人で楽しむことになりそうです。

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