ウィーン国立歌劇場公演「ばらの騎士」(無観客オンライン)

ロックダウン中のウィーン、国立歌劇場では12月から無観客公演をライブストリーミングする試みがスタートしましたが、その第4弾として18日、リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」が上演されました。日本時間では今日(19日)一杯は視聴できる予定です。
ばらの騎士については前シーズンのアーカイブ配信シリーズでカルロス・クライバー指揮の公演、アダム・フィッシャー指揮の舞台を鑑賞してきましたが、今回の舞台はウィーンで長く親しまれてきたオットー・シェンク演出、つまり全く同じ舞台を最新の歌手陣によって楽しむことが出来ました。配役が多いので主要なキャストのみ列記しておきましょう。

マルシャリン/マルティナ・セラフィン Martina Serafin
オックス/ギュンター・グロイスベック Gunther Groissbock
オクタヴィアン/ダニエラ・シンドラム Daniela Sindram
ファニナル/ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー Jochen Schmeckenbecher
ゾフィー/エリン・モーリー Erin Morley
マリアンネ/ レジーヌ・ハングラー Regine Hangler
ヴァルツァッキ/トーマス・エベンシュタイン Thomas Ebenstein
アンニーナ/ノア・ベイナルト Noa Beinart
警部/ヴォルフガング・バンクル Wolfgang Bankl
元帥夫人の執事/ヴォルフラム・イゴール・デルントル Wolfram Igor Derntl
ファニナル家の執事/ダニエル・イェンツ Daniel Jenz
公証人/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
テノール歌手/ピョートル・べチャワ Piotr Beczala
料理屋の主人/イェルク・シュナイダー Jorg Schneider
指揮/フィリップ・ジョルダン Philippe Jordan
演出/オットー・シェンク Otto Schenk
舞台装置/ルドルフ・ハインリッヒ Rudolf Heinrich
衣装/エルニ・クニーパート Erni Kniepert

公演について特に付け加えることはありません。当ブログでアーカイブ(18)として紹介した2017年12月16日の上演と同一のキャストも多く、見慣れた顔の馴染みの配役ということで一層親しみを覚えた次第。ゾフィー、ヴァルツァッキ、マリアンネ、公証人、元帥夫人の執事がアーカイブ(18)と共通しています。
またウィーン国立歌劇場で活躍されている日本人歌手二人が参加しているのも見所で、元帥夫人の召使3に伊地知宏幸、家来の佐野航の両氏が健在なのも嬉しい映像。今日一日はリヒャルト・シュトラウスの豊饒な音楽に身を委ねましょう。

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