カテゴリー: 閑話

東京籠城日記(8)

このところ「パルジファル」や「ばらの騎士」といった長大なオペラを何種類もの演奏で見て、些か疲れました。今日はウィーンからの配信もロルツィングの「ウンディーネ」、しかも子供向けヴァージョンということでオペラは休憩にしましょう。久し振りに自分の...

東京籠城日記(7)

今日は別のテーマで書こうと思っていたのですが、さきほどスマホに着信音があり、何かと思って開くとニューヨーク・フィルのユーチューブ・チャンネルからの案内。今シーズンの予定が全てキャンセルとなったニューヨークの音楽界ですが、ニューヨーク・フィル...

東京籠城日記(6)

1759年の今日、ヘンデルが74才で亡くなりました。ドイツ出身でありながら主にイタリアで学び、イギリスに帰化してオラトリオのジャンルを確立した大作曲家です。実は昨日、4月13日はヘンデルのオラトリオ「メサイア」が初演された日で、死の17年前...

東京籠城日記(5)

現実の演奏会から遠ざかって1か月以上が経ちましたが、昨今の状況では未だまだこの状況は長引くのではと懸念されます。そんな折、千葉県の長柄町にあるゴーシュ音楽院から郵便が届きました。開封すると、4月3日から5日まで真名カントリークラブで開催され...

東京籠城日記(4)

今日、4月11日に初演された作品の中に、ピアノ三重奏の名曲が二つあるのを見付けました。一つはベートーヴェンの大公トリオ、そしてもう一つがドヴォルザークのドゥムキー・トリオです。大公は1814年にウィーンのホテルで、ドゥムキーは1890年にプ...

東京籠城日記(3)

今日は歳時記を離れて最近の話題から。コロナウイルス関連のニュースに埋もれてしまった感はありますが、3月29日にクシシュトフ・ペンデレツキが亡くなりました。クラクフの自宅で療養中だったとのことで、コロナとは関係がなかったようです。志村けんと同...

東京籠城日記(2)

4月8日の話題ということですが、今日もネタはたくさんありますね。誕生日ならタルティーニ(1692年)、指揮者のボールト(1889年)とクリップス(1902年)、歌手でフランコ・コレルリ(1921年)とワルター・ベリー(1929年)がいます。...

東京籠城日記(1)

いよいよ東京などに緊急事態宣言が出されました。小欄も宣言がある前から外出の自粛を余儀なくされていて、演奏会は2月22日を最後に出掛けていませんし、3月は電車を利用したのは一度だけでしたね。音楽は専ら世界各地の歌劇場が提供してくれる無料配信や...

2020年のアニヴァーサリー(演奏家編)

毎年同じ挨拶です。 新年の余興の一つとして、9年前からアニヴァーサリーを迎える演奏家というコーナーを始めました。ところがこちらは10年単位で取り上げてきたので、今年で丁度一巡したことになります。来年からはリストに10を加算すればほぼ同じこと...

迎春

2020年 迎春 あけましておめでとうございます。 毎年恒例、元旦はこのネタです。50年単位のアニヴァーサリーを迎える作曲家 バルトロメオ・トロンボンチーノ (1470-1534) 生誕550年 不明 ジュゼッペ・タルティーニ (1692-...

亥年生まれの大作曲家

2008年、無聊を慰めるために始めたお遊びでしたが、何と12年目を迎えてしまいました。子年の最初はその時限りの積りでしたが、遂に干支を一巡、今年は遂に亥年となった次第。来年以降は同じことを繰り返しても仕方がありませんから、今回が最終回となり...

2019年のアニヴァーサリー(演奏家編)

毎年同じ挨拶です。 お正月の余興、今年も第2弾はアニヴァーサリー・ネタ演奏家編。例年通り10年単位で拾っていきますが、ウッカリ大物を落としているかもしれません。その際は平にご容赦を・・・。って、これも毎年同じ挨拶です。 人数が多いので故人に...