訃報、V.オブライエン

今朝、英国電子競馬新聞を見て知りました。昨日、6月1日にアイルランドの産んだ名調教師ヴィンセント・オブライエン氏が亡くなりました。92歳。
私が競馬に関心を持った頃、既に世界の競馬はオブライエン師を中心に回っていたと言っても過言じゃありません。
オブライエン氏は名馬を数多く調教したというに留まりません。現在のバリードイルを作り上げたのも彼ですし、クールモア・スタッドを開設したのもオブライエン。
バリードイルを引き継いだエイダン・オブライエン(ヴィンセント・オブライエン氏とは血縁関係はありません)も早速コメントを発表し、ヴィンセント・オブライエンこそ自分のアイドルだったと告白しています。
今朝のイギリスのスポーツ紙は、全面をオブライエン死去のニュースに割いています。
1943年に調教師としてスタート、1994年10月に引退するまでの51年間、イギリスのクラシックに16勝、アイルランドのクラシックは27勝。正に前人未到の大記録です。
オブライエン氏、最初は障害の調教師としてスタートしたことも有名で、グランド・ナショナルなどの大レースをいくつも制しました。
平場に転向してからは次々とスター・ホースを手掛け、競馬史に残る馬だけでも、バリモス、サー・アイヴァー、ニジンスキー、アレッジド、ザ・ミンストレル、ロベルト、サドラーズ・ウェルズ、ゴールデン・フリース、エル・グラン・セニョール、ロイヤル・アカデミー等々、枚挙に暇がありません。
オブライエン厩舎の名馬に最も多く騎乗したのは、言うまでもなくレスター・ピゴット。
昨日の談話でも、“オブライエン氏は、管理する馬をいつも幸福な気持ちにさせ、常にリラックスさせていました。だから馬たちはレースで能力を最大限に発揮できたのです。ヴィンセント・オブライエンこそ、最も偉大な調教師です。異論の余地はありません。” と語りました。
5人の子供達、デーヴィッドも調教師でセクレトでダービーに勝ち、現在はオーストラリアで開業。チャールズはアイルランドに留まって調教師として活躍中。
娘スーは、ジョン・マニエ氏の妻としてクールモア・スタッドを引き継いでいます。
ご冥福をお祈りします。
(それにしても日本で何も報道されていないのは、どういうワケ??)

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