弦楽四重奏曲の文献
先ほど神田神保町に行ってきました。本を買って来たのです。
先般ボローメオ・クァルテットを第一生命ホールで聴きました。私は2階奥で聴いていますが、ステージに向って私の右側ブロックにいつも「やくぺん先生」が陣取っています。
やくぺん先生が何者であるかは知る人ぞ知る。ここでは明かしません。
ただ、この日年配の紳士が先生に本を贈呈している現場を目撃してしまいました。もしやあの人と思ったのですが、それはその場限りで忘れました。
ところが昨日その情景を思い出し、やくぺん先生のブログを検索したところ、この話題が書いてありましたね。
書物は幸松肇(こうまつ・はじめ)著、「レコードによる弦楽四重奏曲の歴史・第一巻」(古典厳書)。
そう、年配の紳士は幸松氏ご本人だったわけ。やくぺん先生によれば四重奏ファン必携の書。普通の書店では扱っていない。
そこでネット検索をすると見つかりましたね。手に入る場所と時間が・・・。ということで急ぎ神田をふらついてきた訳であります。
一冊3000円です。ザッと目を通しただけですが、これは凄い資料ですね。読響コミュの進め方の参考にもなります。そういう下心もありましたよ、勿論。
現物が置いてある所は、神保町のCLASSICUSです。着いた時間は丁度お店を開く頃合で、店主氏がいそいそと立ち働いておりました。
伺えばこの書物はこの店主氏ご自身が編集、出版された由。第2・3巻の出版は未定だそうです。受け渡し現場を目撃したことを告げたら、笑っておられましたね。まだお若い方です。
ここはLPを中心に古い文献も扱っていて、実にコアな雰囲気が漂っていました。時間があればいくらでも長居できそうですが、そうもしておれず、この日はこれで辞してきたという次第。
そうそう、直ぐ近くに東京音楽大学発祥の地、という碑文もありましたよ。それと有名な蕎麦処「松翁」。残念なことに蕎麦屋は閉まっていました。時間のせいかな。
興味のある方はこのサイトをご覧ください。
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