ドーヴィル開幕

日曜日、夏のドーヴィルが開幕しました。レポートが遅くなったのは、暫く家を留守にしていたから。
初日の結果を簡単に纏めておきます。
8月2日のパターン・レースは2鞍。
カブール賞(GⅢ、2歳、1200メートル)は僅か5頭立て。牡馬2頭と牝馬3頭の組み合わせで、1番人気(6対4)に支持されたのは無敗の牝馬のソルシエール Sorciere 。無敗と言っても新馬戦に勝っただけの1戦1勝。
しかし勝ったのは牡馬。2戦1勝のザンジバリ Zanzibari が本命ソルシエールを1馬身半抑えての優勝。
3着は1馬身遅れてリクシロヴァ Lixirova の順。
調教師はアンドレ・ファーブル、マクシム・グイヨンの騎乗です。ファーブル師はこのレースに7勝目、グイヨンは初勝利でした。馬主のシェイク・モハメドにとっては5勝目。新馬戦を勝った時点で同馬の生産者から購入したもの。
去年のカブールに勝ったシルヴァー・フロスト Silver Frost は今年の仏2000ギニー馬ですから、この馬にもクラシックの期待がかけられるのは当然でしょう。
続くアスタルテ賞、現在はロッシルド賞(GⅠ、3歳上牝、1600メートル)と改名されています。
12頭が顔を揃えましたが、9対10の1番人気に支持されたゴールディコヴァ Goldikova が実力の差を見せ付けて快勝。
2着に1馬身半差で今年の仏1000ギニー馬エルーシヴ・ウェイブ、3着は更に3馬身離されて4歳馬プロヴィーソ Proviso と順当な結果に収まっています。
イギリスから挑戦した3頭は、エヴァズ・リクエストが5着、レディー・マリアン Lady Marian 7着、ラハリーブ Lahaleeb 8着に敗退。
勝ったゴールディコヴァは去年に続いての連覇で、これがGⅠ5勝目。去年と全く同タイムで駆け抜けましたが、今年は去年より馬場が重く、勝ちっぷりは去年以上と見て間違いなさそうですね。
オリヴィエ・ペリエの騎乗、フレッディー・ヘッド厩舎所属。
ヘッド師の評価では、ゴールディコヴァはミエスク、アレ・フランス、ザルカヴァ、スリー・トロイカス等と遜色ないクラスとか。
また1頭、スターになる素質十分の牝馬が出てきました。
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください