名のみのトライアル
金曜日はニューバリー競馬場でパターン・レースが一鞍行われただけです。
名前も仰々しくアーク・トライアル(ＧⅢ、３歳上、１マイルⅢハロン５ヤード)。凱旋門賞トライアルと言いながら、ほとんどフランス遠征のステップとして機能したことはありません。
１９９７年にリステッド戦として創設、２００４年からＧⅢに格上げされていますが、僅かに１９９７年に３着したスウェイン Swain が本番にチャレンジして７着という例があるのみ。
今年出走の６頭からも凱旋門賞に繋がる馬は恐らく出ないでしょう。
７対４の１番人気は去年のオークス馬であるルック・ヒア Look Here でしたが、シーズン初めのコロネーション・カップ同様に僅かハナ差で２着惜敗。明らかにキング・ジョージ凡走当時よりは良化していますが、ここをステップにパリ遠征は無理でしょう。
３対１でこのレースを制したのはスタウト厩舎のドクター・フレマントル Doctor Fremantle 。３着は１馬身差でゴドルフィンのカンパノロジスト Campanologist が続きました。
いつものように主戦のライアン・ムーア騎乗。
スタウト師の解説では、凱旋門賞には既にコンデュイ Conduit (去年のセントレジャー馬)とスパニッシュ・ムーン Spanish Moon (トライアルのフォア賞勝ち)の２頭で勝負の意向。ドクター・フレマントルは英国に残って次を狙うとのこと。
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