女流騎手のワン・ツー・フィニッシュ

昨日のアメリカ、土曜日にも拘わらずグレード戦は一鞍のみ。静かな週末でした。日曜日にはG戦の予定はありません。

キーンランド競馬場のレイヴン・ラン・ステークス Raven Run S (GⅡ、3歳牝、7ハロン)。1999年創設。創設当初はリステッド戦でしたが、2002年からGⅢに格上げ。また、2005年からはトヨタ自動車のレクサス部門がスポンサーになっており、「レクサス」の名がレース名に冠となっています。レース名はレキシントン郊外の自然サンクチュアリとなっている「レイヴン・ラン」からが本来。同名の馬もいて、2000年にキーンランド競馬場で死去したそうですが、これは偶然かと思われます。
今年の勝馬はグレート・ホット Great Hot 。12頭立て。スタートで他馬とぶつかるアクシデントも、直ぐにリカバー。中団の内に入り、直線では最内から伸びて5頭が並ぶ大接戦を制しました。騎乗したシャンタル・サザーランド、頭差2着のグルーピー・ドール Groupie Doll のグレタ・クンツワイラー共に女性騎手という珍しい結果になりました。グレート・ホットはブラジル産、G戦は初勝利となります。2歳時にブラジルでデビュー勝ち、3月にはサンタ・アニタでアメリカ・デビューを飾った3歳牝馬で、通算成績は7戦4勝となります。オーナーはブラジル在住、陣営ではブリーダーズ・カップに挑戦したい意向です。
調教師はA.C.アヴィラ、騎手は上記の通りシャンタル・サザーランド。

なお、直線の競り合いで3・4着入線馬の着順が入り替わりました。3着入線騎手の抗議が認められた結果です。

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