BC前夜
今週の金曜日と土曜日、いよいよチャーチル・ダウンズ競馬場でブリーダーズ・カップ・シリーズが開催されます。今年は日本馬の参戦がゼロということで、例によって我が国の報道陣は全く関心が無いようですね。現地では既に枠順も発表され、欧米の競馬マスコミの関心はBC一点に集中している感があります。
昨日の木曜日はお祭り前夜。ケンタッキーは午後から雨が降り続き、この日予定されていた唯一のG戦も出走取り消しが続出しました。果たして本番にはどのような影響が出るのでしょうか。
チャーチル・ダウンズ競馬場のコモンウェルス・ターフ・ステークス commonwealth Turf S (芝GⅢ、3歳、8.5ハロン)。2004年に創設された新しい芝コースの3歳戦。GⅢに格付けされたのは2008年のことで、今年がG戦としては4回目に当たります。
今年の勝馬はハンブル・アンド・ハングリー Humble and Hungry 。7頭立て。雨を含んだ渋い馬場。前半は丁度真ん中の4番手に付け、直線で5頭分の外を回って伸び、外から追い込むウィルキンソン Wilkinson に1馬身4分の1差を付けて優勝。最後は馬を抑える余裕のある楽勝でした。11対1の人気薄で、ステークスは初勝利。得意の芝コース重馬場とブリンカーを外したことが奏功したようです。フランスから遠征したヘッド厩舎、ペリエ騎乗の1番人気(2対1)サルト Salto は、勝馬から5馬身遅れの5着と期待を裏切りました。
調教師はイグナシオ・コレアス、騎手はホセ・レズカノ。
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