ゲーム・オン・デュード始動

スーパーボウルに沸く日曜日の米スポーツ界ですが、カリフォルニアでのスーパースター復活も見落としちゃいけませんゾ。
去年の年度代表馬をニアミスしたゲーム・オン・デュードが帰ってきました。

その舞台はサンタ・アニタ競馬場のサン・アントニオ・ステークス San Antonio S (GⅡ、4歳上、9ハロン)。1935年創設。開催の花形サンタ・アニタ・ハンデのトライアルとなる一戦で、グレード制導入時からずっとGⅠに格付けされてきましたが、1990年以降はGⅡに格下げされています。
今年の勝馬は、BCクラシック2着以来となるゲーム・オン・デュード Game On Dude 。出走馬は僅かに5頭立て。スタートはゆっくりでファンの気を揉ませましたが、徐々にポジションを上げたゲーム・オン・デュード、向正面で早くも先頭、第3コーナーでは後続馬に3馬身の差を付けます。直線、アー・オー・バンゴー Uh Oh Bango が2番手に上がってきましたが、差は開く一方、ゴールではアー・オー・バンゴーに5馬身4分の1の大差を付ける圧勝です。2着と3着ヴィクトリー・ピート Victory Pete の間も12馬身4分の1の大差で、人気通り、実績通りの結果になりました。
勝ったゲーム・オン・デュードは去年のBCクラシックでドロッセルマイヤー Drosselmeyer に惜敗して年度代表馬を取り損なった馬。ここではクラスの違いは明らかで、3対10の圧倒的1番人気に支持されていました。相手も去年バークレー・ステークス(GⅢ)、今年も既にサン・パスカル・ステークス(GⅡ)に勝っているアー・オー・バンゴー1頭で、こちらが4対1の2番人気。ゲーム・オン・デュードは4つ目のG勝利。この後はサンタ・アニタ・ハンデの2連覇に向かうでしょうが、結果によってはドバイ遠征のプランが浮上してくるはず。ゲーム・オン・デュードの動向から目が離せません。
勝利調教師はボブ・バファート。騎手シャンタル・サザーランドは、去年同馬とコンビを組み、女流騎手として初めてサンタ・アニタ・ハンデを制した美女。詳しくは去年のレポートをご覧ください。

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