ジュリアン・ルパルー騎手の快挙?
連日のG戦が続くキーンランド競馬場、昨日はダブルドッグデア・ステークス Doubledogdare S (GⅢ、4歳上牝、8.5ハロン)が行われましたが、その前に。
フランス人騎手ながら長年ケンタッキーを本拠に活躍してきたジュリアン・ルパルー、この日のキーンランド競馬場は神かがっていました。第1レースに勝つと、第2、第4、第5、第7、第8レースと立て続けに制し、メインのG戦までに何と一日6勝をマーク。キーンランド競馬場の記録に並んだのです。
一日7勝の新記録が掛かったダブルドッグデア・ステークスでルパルー騎手が騎乗するのは、4番人気(9対2)のカスマンブルー Kathmanblu 。去年のケンタッキー・オークスでも有力視された1頭です。fast のポリトラック・コース、2頭が取り消して6頭立てで行われました。
レースはそのカスマンブルーが先手を取り、楽な逃げに持ち込みます。直線入口でも先頭、新記録なるかに見えましたが、同馬をピタリとマークして2番手を進んだ1番人気(7対10)のパチャタック Pachattack が3コーナー辺りからビッシリと競り掛け、短い直線コースでの競り合いを首差制してルパルーの快挙を阻止しました。3着は2馬身半差で後方から追い込んだ2番人気(4対1)のラ・グラン・ベイラドラ La Gran Bailadora 。
ルパルー騎手の野望を力づくで砕いたパチャタックは、グレアム・モーション厩舎、ラジーヴ・マラー騎乗。去年のBCレディーズ・クラシック3着以来の休養明けでしたが、流石にGⅠ入着馬の貫録。G戦勝利は去年5月のアーリントン・マトロン・ステークス(芝GⅢ)に続く2勝目です。
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