帰ってきたピムリコ・スペシャル

いよいよ今日、アメリカ三冠レースの第2弾、プリークネス・ステークスが行われます。開催コースのピムリコ競馬場では、金・土の二日間に亘ってプリークネス・フェスティヴァル状態となり、昨日はG戦2鞍を含むステークスが8鞍も行われました。ここではG戦のみのレポート。

最初は第88回ブラック・アイド・スーザン・ステークス Black-Eyed Susan S (GⅡ、3歳牝、9ハロン)。ケンタッキー・オークスに続く牝馬三冠の第2弾ではありますが、GⅡクラス、英国や日本の2冠とは趣が異なります。実際、オークス馬ビリーヴ・ユー・キャン Believe You Can は出走してきません。
馬場状態は fast 、9頭立て。1番人気(イーヴン)はここまで無敗のマンマ・キンボー Mamma Kimbo 、2月のサンタ=アニタでデビューし、4月にオークローン・パークでファンタジー・ステークス(GⅡ)を逃げ切った馬です。
レースはこれまで同様マンマ・キンボーがスタートから先手を奪って逃げましたが、7番手の外を回った3番人気(7対2)のイン・ランジェリー In Lingerie が3番手で直線に入り、本命馬を捉えて優勝。1馬身4分の1差2着にディスポーザブルプレジャー Disposablepleasure が入り、トッド・プレッチャー厩舎のワン・ツー・フィニッシュとなりました。更に1馬身4分の3差で3着はワイルドキャッツ・スマイル Wildcat’s Smile 。人気のマンマ・キンボーは3着から4馬身半遅れの4着に終わり、初黒星。
イン・ランジェリーはスタートで躓きましたが、鞍上ジョン・ヴェラスケスが巧く馬を立て直しての好プレー。同馬は未だこれが4戦目、2歳時は未出走で今年1月のターフウェイ・パーク・デビュー。デビュー勝ちのあとクレーミング戦で2着し、3月には同じターフウェイでバーボンネット・オークス(GⅢ)でG戦初勝利を飾っていました。2戦目では今回同様出遅れており、スタートの巧くない馬という印象です。これでG戦2連勝。

さて今年のピムリコ開催のビック・ニュースは、ピムリコ・スペシャル・ステークス Pimlico Special S (GⅢ、3歳上、9.5ハロン)の復活でしょう。1937年に創設された歴史ある一戦でしたが、何度か中断・廃止を経て3年振りにG戦に復帰します。かつて(1990年から2008年まで)はGⅠに格付けされたレースですが、復活元年はGⅢ、ここから年度代表馬を15頭も輩出した懐かしいレース名が戻ってきました。
出走馬は9頭。GⅠ級の好メンバーが揃いましたが、ブラック・アイド・スーザンでワン・ツーを達成したプレッチャー厩舎のミッション・インパジブル Mission Impazible が5対2の1番人気に支持されていました。
レースは人気薄(8対1)エンドースメント Endorsement が逃げて直線でも良く粘り、3~4番手を進んだ2番人気のアルタネーション Alternation が外から、更に外を本命ミッション・インパジブルが追い込んで3頭の叩き合い。残り100ヤードでミッション・インパジブルが脱落すると、アルタネーションが先頭。そこに大外からネーロ Nehro がアルタネーションを追い詰めたところがゴール。写真判定の結果、アルタネーションがネーロをハナ差抑えていました。1馬身差でエンドースメントが3着に粘り、ミッション・インパジブルは首差4着。
ドニー・フォン・ヘメル師が管理、ルイス・キノネズが騎乗したアルタネーションは今年4戦無敗。2月のエセックス・ハンデ、3月はレーザーバック・ハンデ(GⅢ)、4月のオークローン・ハンデ(GⅡ)と快進撃。一方惜敗のネーロは、この1年チョッとの間にルイジアナ・ダービー、アーカンソー・ダービー、ケンタッキー・ダービーと微差2着続き。銀メダル・コレクターの有難くない称号が与えられそうです。

序にプリークネス・ステークスの枠順を紹介しておきましょう。
01 タイガー・ウォーク Tiger Walk
02 ティース・オブ・ザ・ドッグ Teeth of the Dog
03 プリテンション Pretention
04 ゼターホーム Zetterholm
05 ウエント・ザ・デイ・ウェル Went th Day Well
06 クリエイティヴ・コース Creative Cause
07 ボウディマイスター Bodemeister
08 ダディー・ノーズ・ベスト Daddy Nose Best
09 アイル・ハヴ・アナザー I’ll Have Another
10 オプティマイザー Optimizer
11 コゼッティ Cozzetti

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