本命馬安泰のG戦2鞍

日曜日のアメリカG戦は、開幕したばかりのサラトガとデル・マーから夫々一鞍づつでした。

最初は、時差の関係で先に行われたサラトガ競馬場のサンフォード・ステークス Sanford S (GⅡ、2歳、6ハロン)。ダート・コースは fast 、1頭取り消して8頭立て。前走ベルモントの未勝利戦を13馬身以上の大差で完勝したバーン・アイデンティティー Bern Identity が9対5の1番人気。
内枠の馬が好スタートを切り、1番枠スタートのハンサム・ジャック Handsome Jack と2番枠のブレーヴ・デイヴ Brave Dave の激しい先頭争い。本命バーン・アイデンティティーはこれには加わらず、4番手辺りを追走して直線で抜け出し、ハナ争いに競り勝ったハンサム・ジャック(9対2、3番人気)に1馬身4分の1差を付けて優勝。3着には4分の3馬身差でワントゥエンティーエイト Onetwentyeight が追い込みました。逃げ争いを演じたもう一頭のブレイヴ・デイヴも4着に粘っています。
バーン・アイデンティティーを管理するケリー・ブリーン師、騎乗したロージー・ナプラヴニク、そしてオーナーにとっても初めてのサンフォード優勝。今年からかどうかは知りませんが、ニューヨーク競馬協会(NYRA)はベルモントかアケダクトで初勝利を挙げた馬がニューヨークのG戦にも勝った場合には10万ドルのボーナスを支給しています。バーン・アイデンティティーは、その対象。ベルモントの初戦こそ2着でしたが、2戦目で圧勝。ニューヨーク→ニューヨークのボーナスもしっかりゲットしています。

そしてデル・マー競馬場のサン・クレメンテ・ハンデキャップ San Clemente H (芝GⅡ、3歳牝、8ハロン)。芝コースは firm 、こちらも1頭の取り消しがあり7頭立てです。福永祐一騎手がゲインズ厩舎のオブリヴィオン Oblivion に騎乗するのも話題ですが、オッズは42対1の最低人気。ほとんど勝つ見込みのない馬です。
サラトガ同様、1番人気に支持された馬が完勝して期待に応えました。GⅠ馬のイーデンズ・ムーン Eden’s Moon (これまでエデンズ・ムーンと表記してましたが、イーデンの方が正確でしょう)の逃げ切り勝ち。2着は1馬身4分の1で伏兵(27対1)オープン・ウォーター Open Water が飛び込み、3着も1馬身4分の1差で3番人気(7対2)のインディゴ・リヴァー Indigo River 、更に1馬身で2番人気(5対2)の英国産馬バイラマ Byrama の順。福永のオブリヴィオンは、人気通り最下位入線に終わっています。
このレース初勝利のボブ・バファート厩舎、ラファエル・ベハラノ騎乗のイーデンズ・ムーンは、3月にサンタ・アニタのラス・ヴァージェネス・ステークスでGⅠ制覇。ケンタッキー・オークスでのどん尻負けは彼女の唯一の凡走で、サンタ・アニタ・オークス(GⅠ)は3着、前走ハリウッド・オークス(GⅡ)は大接戦の末2着ハナ差惜敗で今回の芝戦に臨んでいました。芝コースにも適性を見出した陣営、次走はデル・マー・オークス(芝GⅠ、8月18日)になるでしょう。

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