波乱のサンタ・アナ

3月15日はサンタ・アニタ競馬場でサンタ・アナ・ステークス Santa Ana S (芝GⅡ、4歳上牝、9ハロン)一鞍。firm の芝コースに2頭が取り消して9頭立て。前走ブエナ・ヴィスタ・ステークス(芝GⅡ)を追い込んで勝ったディヴァ―シティー・ハーバー Diversity Harbor が5対2の1番人気。1頭だけ123ポンドを背負い、他馬との5ポンド差がどう影響するでしょうか。
レースはラスティー・スリッパー Rusty Slipper が逃げ、ディヴァ―シティー・ハーバーは前走同様後方3番手からの追い込み策。2番手に付けていたハットトリック産駒の5番人気(8対1)スリー・ハーツ Three Hearts がこれを捉え先頭で直線に入りましたが、これに外から並び掛けてきたのは本命馬ではなく、6番人気(12対1)のフープ・オブ・カラー Hoop of Colour 、粘るスリー・ハーツに4分の3馬身差を付けていました。更に1馬身差で最低人気(41対1)のウイニング・リズム Winning Rhythm が3着に入り、ディヴァ―シティー・ハーバーは6着に敗れる波乱。1番人気だけでなく、2番人気(3対1)のロザリンド Rosalind は5着、3番人気(7対2)のテスタ・ロッシ Testa Rossi もやっと4着と、5頭出走していたG戦勝馬も、人気馬も総崩れのサンタ・アナでした。
グレアム・モーション厩舎、ドライデン・ヴァン・ダイク騎乗のフープ・オブ・カラーは、英国でレディー・セシルが調教していた馬。イギリスで4戦2勝(ニューバリーとポンテフラクト)したあとモーション厩舎に転じ、アメリカ・デビューとなる前走サンタ・アニタのアローワンス戦で初勝利を挙げていました。これで2連勝、未だ活躍が見込める4歳馬です。

 

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