セントルイス響のプロムス・デビュー

1日開けて9月4日のプロムスです。アメリカからセントルイス響がゲストで登場、このオケは今回がプロムスへのデビューだそうですね。

≪Prom 71≫
ブラームス/悲劇的序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
     ~休憩~
シェーンベルク/管弦楽のための5小品
ガーシュウィン/パリのアメリカ人
 管弦楽/セントルイス交響楽団
 指揮/デヴィッド・ロバートソン
 ヴァイオリン/クリスチャン・テツラフ

前半はドイツ音楽、後半もウィーンのシェーンベルクで始まりますが、これはスパイスの効いた近代音楽という捉え方でしょうか。

ベートーヴェンの第1楽章で弾かれたカデンツァは、これをピアノ協奏曲に編曲した際にベートーヴェン自身が書いたピアノ用のカデンツァを、テツラフが更にヴァイオリン用にアレンジしたものだそうです。ティンパニもカデンツァに参加するのでそれと判りますね。シュナイダーハンのものとは違うのでしょうか? そこまで詳しくチェックしてません。
アンコールもありました。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調から、アレグロ・アッサイ

ガーシュウィンは「ロンドンのアメリカ人」ということで五輪イヤー向けの選曲でしょう。特に言うこと無し。時折行われるカットも、ガーシュウィンが許可したカットも無く完全版です。
オケにもアンコールが要求され、お馴染みバーンスタインのキャンディード序曲。これまた主人公の世界巡りピカレスクですから、2012年のアンコールには最適でした。

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