スマイリング・タイガー、貫録勝ち

日曜日のハリウッドは第32回ヴァーノン・オー・アンダーウッド・ステークス Vermon O. Underwood S (GⅢ、3歳上、6ハロン)。ポリトラック・コースは fast の発表ながら雨が続いて少し時計のかかる馬場、1頭取り消して6頭が出走してきました。前日のネイティヴ・ダイヴァー同様、BC出走組から3頭、GⅠ馬も2頭という瓜二つのメンバー構成になっています。8対5の1番人気は、前走BCスプリントで最先着(3着)したスマイリング・タイガー Smiling Tiger 。今期は4戦して勝鞍が無く6連敗中でしたが、ここはGⅠ3勝の実力が一枚上という評価でしょう。
レースは最低人気(7対1)プライヴェイト・ゾーン Private Zone の逃げ。スタートに難点のあるスマイリング・タイガーは今回は巧くゲートを出、先行3頭を4番手で追走する展開。第4コーナーで3頭の外から追い上げたスマイリング・タイガー、逃げたプライヴェイト・ゾーンに1馬身差を付ける貫録勝ちです。半馬身差でBCスプリント組のキャピタル・アカウント Capital Account が3着、もう1頭のGⅠ馬(キャッシュコール・フューチュリティー)コンマ・トゥー・ザ・トップ Comma to the Top は4着。
ジェフ・ボンド厩舎、ラファエル・ベハラノ騎乗のスマイリング・タイガーは、これで23戦9勝の5歳牡馬。勝鞍は去年のトリプル・ベンド・ハンデ(GⅠ)以来となりますが、前走BCスプリントは20対1の伏兵で3着し、復調の兆しが見えていました。2歳時から咽喉の疾病がある馬で、様子を見ながらの競馬。ハリウッドのポリトラック・コースは、前記トリプル・ベンドの他にエンシェント・タイトル・ステークス(GⅠ)も含めて5戦4勝と相性の良いコースでもあります。

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