無事に行われたブラウンスタウン・ステークス

昨日は、アイルランドのフェアリーハウス競馬場でブラウンスタウン・ステークス Brownstown S (GⅢ、3歳上牝、7ハロン)が行われました。
去年の日記を見れば判りますが、昨年のアイルランドは豪雨が続き、このブラウンスタウン・ステークスは二度に亘って延期されました。最少的にはナース競馬場に移して開催されたのですが、今年はこうしたアクシデントも無く、無事に本来の施行地であるフェアリーハウスでのレースです。

馬場は good 、所により good to firm と、去年とは大違いの固目のコース、9頭が出走してきました。6対4の1番人気に支持されたウェルド厩舎のアロング・ケイム・ケーシー Along Came Casey は、前走レパーズタウンのリステッド戦の勝馬。去年の最後のレースとなったダイアモンド・ステークス(GⅢ)では、先のロイヤル・アスコットでクィーン・アン・ステークスを制したデクラレーション・オブ・ウォー Declaration of War の2着したことも評価されていました。

好スタートで先頭に立ったのは、3番人気のフィエソラーナ Fiesolana 。これを英国から遠征したセンタリル Sentaril が交わしての逃げ。しかし一旦2番手に控えたフィエソラーナが再び交わして先頭に立つと、そのまま3番手から追い上げたアロング・ケイム・ケーシーを頭差抑えて優勝。1馬身4分の3差3着にはスノー・クイーン Snow Queen が食い込みました。
ウィリー・マクリーリー厩舎、ウイリアム・リー騎乗のフィエソラーナは、カラーのハンデ戦、前走レパーズタウンのバリオーガン・ステークス(GⅢ)に続き3連勝。今回はGⅢ勝のペナルティーを背負っての出走でしたが、それを問題としない快勝。着差以上の内容だったと言えるでしょう。
成長著しい4歳馬ですが、3歳まではフランスのジャン=クロード・ルジェ厩舎に所属していました。2歳から3歳の2年間、勝鞍はイタリアのナポリ、ボルドー、サン=クルー競馬場で挙げた3鞍。新天地でのデビューは2着でしたが、そのあと3連勝で一気にこれまでの勝利数に並んでしまいました。

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