日本フィル・第289回横浜定期演奏会

関東地方に梅雨明けが発表された昨日の土曜日、横浜みなとみらいホールで日フィルの横浜定期を聴いてきました。定期会員であればこそ聴いた回、こんなプログラムです。

J・S・バッハ/「音楽の捧げもの」~6声のリチェルカーレ
     ~休憩~
マーラー/交響曲第5番
 指揮/西本智美
 コンサートマスター/江口有香
 ソロ・チェロ/菊池知也

感想は僅かに留めましょう。あくまでも記録としての日記です。
人気の指揮者ですが、私にはピンと来ませんね。何故人気になるのでしょうか。クラシック音楽の世界では、人気と実力は比例しない。というより反比例だと思います。チケット完売公演は内外アーティストに限らず避けた方が賢明、というのが私の持論でもあります。
尤も昨日は完売では無かったようですが・・・。

前半のバッハは弦楽合奏のアレンジ。遠目で見ると指揮者はカーマス版を使用していたようですから、恐らくグスタフ・レンゼウスキーの編曲と思われます。
各パートのアタックが曖昧。これではバッハになりません。オケの力量というより指揮者の指示でしょうか。

後半のマーラーは12型による演奏。マーラーの起伏の大きい音楽表現には無理がありましょう。苦手なマーラーの、苦手な演奏。
指揮者の体力的にも限界ギリギリ。従ってアンコールは無く、8時前には終演。最後にはシーズンファイナル・パーティーが行われたようですが、参加は辞して行き付けのイタリア料理店で口直し。

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