日本馬のダブル!

今日は最初にドバイからの速報をお伝えしましょう。日記のタイトルの通り、ジャスタウェイ、ジェンティルドンナの日本を代表する名馬が国際レースに連勝、感動的なダブルを達成しました。

先ずはドバイ・デューティー・フリー(GⅠ、3歳上、芝1マイル1ハロン)を圧勝したジャスタウェイ。逃げたトウケイヘイローを後方2番手で追走、直線では外を通って末脚を爆発、2着ウェルキンゲトリクス Vercingetorix に何と6馬身4分の1差を付ける圧勝劇を演じました。
鞍上福永も満面の笑みで勝利を喜びました。陣営は思わず万歳三唱。3着は英国のダンク Dank が入り、ロゴタイプは6着、トウケイヘイローが7着。

ダンクを3着に導いたライアン・ムーアの腕が冴えたのが、次に行われたドバイ・シーマ・クラシック(GⅠ、3歳上、芝1マイル4ハロン11ヤード)を制したジェンティルドンナの手綱捌き。デニムアンドルビーの逃げを中団で見ながら直線に向いたジェンティル、内で馬群を割ろうとするも前が開かず、外に出そうとしてスミオン騎乗のシリュス・デ・ゼーグル Cirrus Des Aigles に外から寄られて馬をチェック。それでも更に外に出して前が開いてからの瞬発力はワールド・クラス、一気に突き抜けると2着シリュス・デ・ゼーグルを1馬身半離していました。コース・レコード更新のおまけつき。
ムーアは冷静そのもの、ゴールでも馬の肩を労って軽く叩いただけのパフォーマンス。2度も前を塞がれての勝利、笑顔が浮かんだのは馬がウイニング・サークルに弾き返してからでした。アンビヴァレント Ambivalent が3着に入り、1番人気のマジシャン Magician は6着。デニムアンドルビーは10着に沈んでいます。第1コーナーでマース Mars が外に膨れ、外ラチに激突して落馬死。どうやら心臓発作を起こしたらしいというアクシデントもありました。

その他の日本馬は、ゴドルフィン・マイル(GⅡ、3歳上、タペタ1マイル)に出走したブライトラインが5着。優勝は南アフリカのヴァラエティー・クラブ Variety Club 。
最後のドバイ・ワールド・カップ(GⅠ、3歳上、タペタ1マイル2ハロン)のホッコータルマエは16頭立ての16着と惨敗。こちらはゴドルフィンのアフリカン・スカイ African Sky が勝って地元の面目を保ちました。以前はフランスでアンドレ・ファーブル師が管理していた馬ですね。

日本からの参戦が無かったレースについても簡単に結果だけ。
ドバイ・ゴールド・カップ(GⅡ、3歳上、芝2マイル)は、後ろから3番目という人気薄、アイルランドのサーテラーチ Certerarch が制する波乱。ジェイミー・スペンサー騎乗。
UAEダービー(GⅡ、3歳、タペタ1マイル1ハロン110ヤード)は、北半球と南半球の3歳対決となり、やはりアイルランドの伏兵トースト・オブ・ニュー・ヨーク Toast of New York が優勝。又もやスペンサーでダブル達成。
アル・クォーツ・スプリント(GⅠ、3歳上、芝5ハロン)は、香港のGⅠ馬アンバー・スカイ Amber Sky が首・頭の接戦を制して優勝。
ドバイ・ゴールデン・シャヒーン(GⅠ、3歳上、タペタ6ハロン)は、人気の香港馬スターリング・シティー Sterling City が勝って香港もダブル達成。モレイラ騎手もスプリントに続きダブル、短距離に強い香港馬を実証して見せました。

以上が今朝入電しているドバイ国際レース・フェスティヴァルの速報です。こんなニュースでさえNHKは取り上げませんでした。何故でしょう。
詳しいことは競馬チャンネルで放送されるでしょうから、そちらをご覧ください。映像はユーチューブなどで見ることが出来ます。それにしてもジェンティルドンナのガッツは凄かった!

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