ドイツ馬が制したエドモン・ブラン賞

前回で入院中の競馬に付いての報告を終えましたが、引き続き昨日サン=クルー競馬場で行われたエドモン・ブラン賞 Prix Edmond Blanc (GⅢ、4歳上、1600メートル)も書いてしまいましょう。これで日記も昨日まで辿り着いたことになります。

火曜日の馬場も good 、10頭が出走してきました。14対5の1番人気に支持されたエソテリク Esoterique は、ヴァントー賞(GⅢ)勝馬で、去年の仏1000ギニーで2着したファーブル厩舎の4歳牝馬。既にサン=クルーでシーズン初戦を走り、リステッド戦で4着していました。
スタート良く逃げたのは、7歳のドン・ボスコ Don Bosco 。これを追って外から追走したエソテリク、残り1ハロンで前に並び掛けようとしましたが意外に伸びず、4着まで。同じく外を先行した並んだ3番人気(63対10)のソマーアーベント Sommerabend が残り2ハロンで抜け、一気に先頭。最後は最後方から猛追するコカルタッシュ Kokaltash に頭差まで詰め寄られましたが、僅かに粘り切って戴冠。1馬身4分の1差3着に2番人気(18対5)のシラス・マーナー Silas Marner が入りました。

勝ったソマーアーベントは4頭出走していた7歳馬の1頭で、この冬はドバイで走っていた(2戦して未勝利も)ドイツ産馬。去年秋まではウーヴェ・ストルタフスという方が調教していましたが、9月に死去したため現在のミレック・ルレック師が引き継いだ経緯があります。ルレック師はチェコ生まれ。同馬は前の調教師の元で、2011年にドイツのGⅡ(グローサー・オイロパ・マイル)に勝っており、G戦は2勝目。今回騎乗したジェラール・モッセ騎手は、この冬は香港で騎乗しており、この日は今シーズン初めてフランスで乗った初日でもありました。
このあとソマーアーベントは、5月初めのミュゲ賞で再びフランス遠征を計画している由。典型的なドイツのトラベラーの1頭でしょう。

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