ジュライ・ミーティング2日目
二日目は簡単に。パターン・レースは二つ。
3歳上1マイル半のプリンセス・オブ・ウエールズ・ステークスはパパル・ブル Papal Bull の追い込み勝ち。後方、よくあんな所から追い込んでくると思うようなレースでした。
しかもほとんど横を向いて走ってます。気性が悪いようにも見えますが、ライアン・ムーアが上手く乗っているんでしょう。
ムーア君、先週のエクリプスであっと言わせましたが、これも見事でした。
パパル・ブルはクールモアの生産馬でマニエー夫人の所有。ディラン・トーマスなどと同じ勝負服ですが、調教師はサー・マイケル・スタウト。今後はどういうローテーションを採りますか。
本命シックスティーズ・アイコンは惨敗。何ですかねぇ。
もう一つは2歳の6ハロン、ジュライ・ステークス。これまた絵に描いたような追い込みでした。
日本で言うと“安目を売る”というスタート、止む無く最後方待機でしたが、これが決まりました。ウィンカー・ウィンストン Winker Winston 。
よく短距離の追い込み、長距離の逃げ切り、なんて言いますが、この馬も血統から見て典型的なスプリンターのような気がします。
父・ピッコロはナンソープとキングズ・スタンドに勝った短距離馬ですし、母系もスプリント系。そうそう、ピッコロはジュライ・カップでは惜しくも2着でしたよ。
陣営では1マイルに期待しているようですし、実際に来春の2000ギニーのオッズが10対1に下がりました。
Wait and See ですね。
ニューマーケットは直線コースとは言え、最後の上り坂は物凄い急坂。先行してもバテちゃいますから、追い込みが決まるんでしょうか。特にジュライ・コースの坂は圧巻。映像でも時々見ることが出来ますが、日本の競馬場にこんな急坂はありません。
ということで、典型的な追い込みレースを二つ観戦しました。
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