残り2日のキーンランド

キーンランドの春開催、残るは24日と25日のみ。G戦も芝の長距離2鞍となりました。4月24日に行われたのは、牝馬によるビウィッチ・ステークス Bewitch S (芝GⅢ、4歳上牝、12ハロン)。firm の馬場に12頭が出走してきました。去年のBCフィリー・アンド・メア・ターフ2着のロマンティカ Romantica がBC以来の休み明けながら3対5の1番人気。ファーブル厩舎でジャン・ロマネ賞(GⅠ)に勝ち、モット厩舎に移ってから最初の実戦となります。
レースはブラジル産で2番人気(6対1)のヴィヴァ・ラファエラ Viva Rafaela の逃げ、ロマンティカは4番手に付けます。直線、2番手を追走していた6番人気(20対1)のエーグ・マリーン Aigue Marine が中程で先頭に立ってそのまま逃げ切るかに見えましたが、前半6番手から外を回って7番手で直線に向いた5番人気(14対1)のイニミタブル・ロマネー Inimitable Romanee が大外から脚を延ばし、前と並んだところがゴール。写真判定の結果、イニミタブル・ロマネーがエーグ・マリーンを頭差捉えての逆転劇です。勝馬より更に後方から追い上げた4番人気(10対1)のキャロライン・トーマス Caroline Thomas が内を衝いて伸び、首差で3着。人気のロマンティカも決して伸びなかった訳ではありませんでしたが、3着から4分の3馬身遅れの4着に終わりました。
グレアム・モーション厩舎、アラン・ガルシア騎乗のイニミタブル・ロマネーは、ここ4戦で芝のGⅢに3勝。去年11月アケダクトのロング・アイランド・ハンデ(芝GⅢ)、今期初戦2月ガルフストリームのザ・ヴェリー・ワン・ステークス(芝GⅢ)と連勝、前走3月のオーキッド・ステークス(芝GⅢ)では7着と凡走していましたが、ここで再び勝ちパターンに復帰しました。元々ニューヨーク産馬ながら、キャリアをスタートしたのはイギリスのアマンダ・ペレット厩舎の元で3戦、2歳時2戦目で初勝利を挙げていた6歳牝馬です。モーション師は去年のストラスネイヴァー Strathnaver に続きビウィッチ2連覇。

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